Blenderでジンバル上のZ軸を使って傾いたオブジェクトを回転させるアニメーションの作り方

Blenderでオブジェクトをジンバル上のZ軸を使って回転させるアニメーションを作成する方法について解説します。特に、最初から傾いているオブジェクトをZ軸を中心に回転させるアニメーションを実現する方法を詳しく説明します。これにより、アニメーションのコントロールがさらに簡単になります。

ジンバル軸と回転の基本

Blenderでは、オブジェクトの回転をX、Y、Z軸を使って設定できますが、ジンバル軸を使うことで、より複雑な回転をスムーズに実現できます。ジンバル軸は3D空間でのオブジェクトの回転を制御する際に非常に便利な方法です。Z軸を使って回転させる際には、その回転がどのように影響を与えるかを理解することが重要です。

オブジェクトを傾けて回転させる設定方法

まず、Blenderのアニメーションを開始する前に、オブジェクトを傾けるための設定を行います。以下の手順で、傾いた状態からZ軸で回転するアニメーションを作成できます。

1. オブジェクトを選択し、回転させたい軸（Z軸）で傾けます。
2. 「Transform」パネルの「Rotation」セクションでX、Y、Zの値を手動で調整し、オブジェクトを傾けます。
3. その後、タイムラインを使ってアニメーションを作成します。

この操作を行うことで、オブジェクトがZ軸を中心に回転しながらアニメーションを開始する準備が整います。

アニメーションの作成方法

Blenderでは、アニメーションを簡単に作成できます。オブジェクトがZ軸で回転するアニメーションを作成するには、以下の手順を試してみましょう。

1. まず、アニメーションを開始したいフレームで「I」キーを押して、アクティブなオブジェクトの「Rotation」キーを挿入します。
2. 次に、タイムラインを進め、オブジェクトのZ軸回転を変更します。
3. 再度「I」キーを押して、変更をキーとして記録します。

これで、オブジェクトがZ軸を中心に回転するアニメーションが作成されます。フレームごとに回転角度を調整し、滑らかなアニメーションに仕上げることができます。

ジンバルロックと回転の問題

Blenderでジンバル軸を使って回転する際、注意が必要な点としてジンバルロックがあります。ジンバルロックとは、ある角度で回転を設定すると他の軸の回転が制限される現象です。これにより、意図しない回転が発生する場合があります。この問題を避けるためには、回転軸の選択やアニメーションのキーフレーム設定に注意を払うことが大切です。

まとめ

Blenderでジンバル上のZ軸を使用して傾いたオブジェクトを回転させるアニメーションを作成する方法について説明しました。最初にオブジェクトを傾け、その後Z軸を中心に回転するアニメーションを作成することで、非常にスムーズなアニメーションを実現できます。ジンバルロックに気をつけながら、アニメーションを調整していくことで、理想的な動きを作り出せるでしょう。