Linuxのtarコマンドを使用して新しいディレクトリをアーカイブファイルに圧縮したいとき、正しいコマンドの書き方に悩むことがあります。特に、空のディレクトリや特定のディレクトリだけを含めたい場合、コマンドのオプションを適切に設定することが重要です。この記事では、tarコマンドを使って新しく作成したディレクトリを正しくアーカイブする方法を解説します。
tarコマンドの基本的な構文
tarコマンドを使用してアーカイブファイルを作成する際の基本的な構文は以下の通りです。
tar -czvf archive.tar.gz /path/to/directory
ここで、各オプションの意味は次の通りです：
– c: 新しいアーカイブを作成する
– z: gzip圧縮を使用
– v: 詳細な出力（進行状況を表示）
– f: アーカイブファイルの指定
正しいディレクトリの指定方法
質問者が記述したコマンド：tar -czvf archive.tar.gz /a/b/c/new
このコマンドは基本的には正しい構文ですが、重要なポイントとして「ディレクトリ」の指定方法に注意する必要があります。
まず、「/a/b/c/new」のパスは、絶対パスで指定されているため、このディレクトリを正確に指定することが大切です。もし相対パスで指定する場合は、カレントディレクトリからの相対的な位置を指定する必要があります。
アーカイブ時にディレクトリ内のファイルが反映される方法
新しく作成したディレクトリをアーカイブに含める場合、ディレクトリが空でも、アーカイブにはそのディレクトリ自体が含まれます。もしディレクトリ内にファイルがない場合、空のディレクトリをアーカイブしてもそのディレクトリは含まれません。空のディレクトリも含めたい場合は、tar –no-recursionオプションを使用することが有効です。
アーカイブに含めるべきファイルやディレクトリが意図した通りに圧縮されているか確認することも重要です。圧縮前に、ls -l /a/b/c/newでディレクトリ内の内容を確認しておくと安心です。
問題が発生した場合のトラブルシューティング
質問者のように「.tar」や「.tar.chsum」などの不明なファイルが作成される場合、tarコマンドの実行に何らかのエラーが発生している可能性があります。この場合、次の手順を試してください。
1. ファイル名が正しいことを確認し、不要なファイル拡張子が付いていないか確認します。
2. コマンドを実行するディレクトリに適切な権限があるか確認します。
3. コマンドのオプションが正しく指定されていることを再確認します。
まとめ
tarコマンドを使用して新しく作成したディレクトリをアーカイブする際、コマンドの書き方やオプションに注意することが重要です。ディレクトリのパス指定や圧縮オプションを確認し、意図したファイルがアーカイブされるようにしましょう。問題が発生した場合は、トラブルシューティングを行い、正しくアーカイブできるように対処しましょう。
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