Spotify APIを使って、楽曲の音響特徴量（例えば、danceability、energy、valenceなど）を取得することは、データ解析や音楽分析において非常に有用です。しかし、質問者のように、音楽の情報は取得できても特徴量がうまく取得できない場合があります。この記事では、Spotify APIを利用して楽曲の特徴量を取得する方法について、Pythonコードとともに解説します。
1. 必要なライブラリと準備
まず、必要なライブラリをインストールし、Spotify APIにアクセスできるように設定します。これには、`spotipy`というPythonライブラリを使います。SpotifyのAPIにアクセスするためには、クライアントIDとクライアントシークレットが必要です。以下のコードで`spotipy`をインストールし、必要な設定を行います。
!pip install spotipy
import spotipy
from spotipy.oauth2 import SpotifyClientCredentials
import pandas as pd2. クライアント認証とプレイリストIDの取得
次に、SpotifyのクライアントIDとクライアントシークレットを設定し、Spotifyに認証します。認証後、指定したプレイリストのIDを取得します。このIDを使って、プレイリスト内の楽曲情報を取得します。
client_id = '(自分で設定)'
client_secret = '(自分で設定)'
client_credentials_manager = SpotifyClientCredentials(client_id=client_id, client_secret=client_secret)
sp = spotipy.Spotify(client_credentials_manager=client_credentials_manager)
playlist_url = '(任意のプレイリスト)'
playlist_id = playlist_url.split('/')[-1].split('?')[0]3. プレイリスト内の楽曲情報を取得
プレイリスト内の楽曲情報を取得し、楽曲名、アーティスト名、IDなどの基本的な情報をリストに格納します。これには、`sp.playlist()`関数を使用します。
results = sp.playlist(playlist_id)
tracks = []
artists = []
ids = []
for item in results['tracks']['items']:
track = item['track']
tracks.append(track['name'])
ids.append(track['id'])
artists.append(', '.join([artist['name'] for artist in track['artists']]))4. 音響特徴量の取得
ここからがポイントです。音響特徴量（例えば、danceabilityやenergy）を取得するためには、各楽曲のIDを使って、`sp.audio_features()`を呼び出す必要があります。このメソッドは、指定した楽曲の音響特徴量を取得します。取得した特徴量は、DataFrameに格納して利用することができます。
audio_features = sp.audio_features(ids)
features = []
for feature in audio_features:
features.append({'Track': feature['id'], 'Danceability': feature['danceability'], 'Energy': feature['energy'], 'Valence': feature['valence']})
features_df = pd.DataFrame(features)5. データの整形と表示
最後に、取得した特徴量を整形して表示します。これで、プレイリスト内の楽曲に関する音響特徴量（例えば、danceabilityやenergyなど）を簡単に取得することができます。
features_df6. まとめ
Spotify APIを使用して、プレイリスト内の楽曲情報だけでなく、音響特徴量も取得する方法を紹介しました。これにより、音楽分析を行う際に非常に便利なデータを手に入れることができます。もし質問者がエラーに直面した場合、APIの仕様を再確認し、必要なパラメータが正しく設定されているか、または楽曲IDが正しく取得されているかを確認すると良いでしょう。
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