Altium Designerで回路図パーツのグループ化と移動方法

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Altium Designerで回路図作成を行う際に、複数のパーツをグループ化して移動やコピーを簡単に行いたいと考えることがあります。特に、Excelでのセルのグループ化と同じように、複数の部品を一度に移動したいというニーズはよくあります。このような操作をAltium Designerで実現するための方法について解説します。

1. Altium Designerでの複数部品選択と移動

Altium Designerでは、複数のパーツを選択して移動することは簡単に行えます。回路図上でマウスを使用して複数のパーツを選択する方法は、まずCtrlキーを押しながらクリックすることで複数のパーツを選択できます。また、Shiftキーを使うと、範囲を指定して複数のパーツを選択できます。

選択したパーツを移動するには、選択した状態でドラッグするか、キーボードの矢印キーを使用して微調整を行います。しかし、これだけではグループ化して移動する機能を完全に活用することはできません。

2. グループ化機能の活用方法

Altium Designerでは、Excelのように簡単に「グループ化」する機能は直接的には提供されていませんが、選択したパーツを一度にまとめて移動するための方法があります。それは、「オブジェクトの選択と移動」を使った方法です。

まず、選択した部品をまとめて移動するには、選択した状態で右クリックし、「選択したオブジェクトを移動」または「一括選択」オプションを選ぶことができます。この方法で複数の部品を移動することができます。

3. Altium Designerでの「Ctrl+G」を使用したグループ化

Altium Designerには「グループ化」機能が組み込まれており、これを活用することで、選択した複数の部品を一度にまとめて移動や調整が可能になります。選択した部品を右クリックし、「グループ化」を選択することで、複数の部品を一つのユニットとして扱うことができます。

その後、選択したグループをドラッグして、必要な位置に移動することができます。この方法は、複数部品を一度に移動する場合や調整する場合に非常に便利です。

4. さらに便利なコマンドやショートカットの活用

Altium Designerでは、複数のパーツを一度に移動する際に便利なコマンドやショートカットがいくつかあります。例えば、「Ctrl+G」でグループ化をした後、選択したグループを簡単に移動できるようになります。これにより、回路図を作成する際に作業効率が大幅に向上します。

また、複雑な回路図を整理するために、「レイヤー」を使って部品をまとめて表示する方法も有効です。これを活用することで、特定の領域の部品を簡単に選択して移動することが可能になります。

まとめ

Altium Designerでは、選択した複数の部品を一度に移動するためにグループ化機能を活用することができます。Excelでのグループ化と同様に、選択した部品をまとめて移動することが可能です。正確な移動を行いたい場合は、「Ctrl+G」を使ったグループ化や、レイヤーを活用することをおすすめします。

このように、Altium Designerを使いこなすことで、より効率的な回路図作成が可能となります。ぜひ、これらの方法を活用して、スムーズに作業を進めてください。

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