ValorantをOBSで配信する際、便利な統計ツールである「Valorant Tracker GG」が不要な場面で映り込んでしまうことがあります。特にエージェント選択画面や試合開始直後に映ってしまうため、配信映像が見づらくなったり、個人情報が表示されるリスクもあります。本記事では、Tracker GGを映さずに快適に配信するための方法を詳しく解説します。
なぜValorant Tracker GGが映り込むのか
Valorant Tracker GGはオーバーレイ機能を使ってゲーム画面に情報を重ねる仕組みです。そのため、通常の画面キャプチャやゲームキャプチャでは、オーバーレイも一緒に取り込んでしまいます。
以前は映らなかったのに再び映るようになった場合、Tracker GG側のアップデートやOBSのキャプチャ設定が影響している可能性があります。
映り込まないようにする基本的な方法
最もシンプルな解決策は、配信中にオーバーレイを非表示にすることです。Tracker GGの設定画面で「Overlay(オーバーレイ)」をオフにすることで、配信画面に映り込むことを防げます。
オーバーレイ自体はバックグラウンドで動作を続けるため、トラッキングデータは保存されます。配信時のみ非表示に切り替えるのがおすすめです。
OBSのキャプチャ設定を見直す
OBS側の設定を工夫することで、Tracker GGのオーバーレイを映さずにゲーム画面をキャプチャできます。
- 「ゲームキャプチャ」を利用し、キャプチャ方法を「特定のウィンドウ」に設定する
- 「Valorant.exe」を指定することで、オーバーレイを除外できる場合がある
- 「画面キャプチャ」ではなく「ウィンドウキャプチャ」を試す
なお、環境によってはうまくいかないこともあるため、複数の方法を試すのが安心です。
一時的にオーバーレイを無効化する方法
試合前のエージェント選択画面だけオーバーレイが映り込む場合は、ホットキーを設定してオーバーレイを一時的にオフにする方法が便利です。
Tracker GGの「Hotkey(ショートカットキー)」設定から、オーバーレイのオンオフを切り替えられるキーを登録し、配信中に手動で制御するのがおすすめです。
トラブルが解決しない場合の対策
それでも映ってしまう場合は、以下の対策を試してみましょう。
- Tracker GGを最新バージョンにアップデート
- OBSを管理者権限で起動
- グラフィック設定で「ハードウェアアクセラレーション」を無効化
これらの方法を組み合わせることで、多くのケースで映り込みを防げます。
まとめ
Valorant配信時にTracker GGが映ってしまう問題は、オーバーレイ機能とOBSのキャプチャ設定が原因です。オーバーレイをオフにする、ウィンドウキャプチャを活用する、ホットキーで制御するなどの方法を試すことで、快適な配信が可能になります。配信環境に合わせた最適な設定を見つけて、安全で見やすい配信を行いましょう。

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