Windows 11にアップグレード後の画面が真っ黒になる問題の改善方法

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Windows 10からWindows 11へのアップグレード後、富士通ESPRIMO FH56/KDで画面が真っ黒になり、カーソルも表示されない問題が発生した場合の改善方法を解説します。この問題は、グラフィックドライバーや設定、システムの互換性などが原因となっていることが多いです。以下の方法で解決できる場合がありますので、順番に試してみましょう。

1. セーフモードでの起動

まず、PCをセーフモードで起動してみましょう。セーフモードは最小限のドライバーと設定でWindowsを起動するモードであり、問題の診断や修正に役立ちます。

セーフモードにするには、PCの電源を入れたらすぐに「Shift」キーを押しながら「F8」キーを押して、起動オプションを開きます。その後、セーフモードを選択して起動します。セーフモードで正常に動作する場合は、グラフィックドライバーや設定の問題が考えられます。

2. グラフィックドライバーの更新

次に、グラフィックドライバーを更新してみましょう。Windows 11へのアップグレード後、古いドライバーが原因で問題が発生することがあります。最新のドライバーをインストールすることで、画面の表示問題が解消される可能性があります。

最新のドライバーをインストールするには、まずデバイスマネージャーを開き、「ディスプレイアダプター」を右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。インターネットを使って最新のドライバーを検索し、インストールしてみてください。

3. BIOS設定の確認

また、BIOS設定が原因でディスプレイが正常に表示されない場合もあります。特に、UEFI/Legacyブートの設定やセキュアブートの設定を確認してみましょう。

PCを再起動し、BIOSに入るために「Del」キーや「F2」キーを押します。セキュアブートが有効になっているか確認し、必要に応じて設定を変更してください。また、UEFIモードを使用する場合は、OSのインストール方法と一致するかどうかも確認してください。

4. システムの復元

上記の方法でも改善しない場合は、システムの復元を試みることも有効です。Windows 11には、問題が発生する前の状態にシステムを戻す機能が搭載されています。

システムの復元を行うには、セーフモードで起動した後、スタートメニューを開き、「システムの復元」と検索し、指示に従って復元ポイントを選択してシステムを元に戻してください。

5. ハードウェアの確認

最後に、ハードウェアに問題がないかも確認しておく必要があります。特に、ディスプレイケーブルやグラフィックカードがしっかり接続されているか、PC本体に異常がないか確認してください。

ハードウェアの問題が原因である場合、専門的な修理が必要になるかもしれません。状況に応じて、専門の技術者に診断を依頼してください。

6. まとめ

Windows 11へのアップグレード後、画面が真っ黒になりカーソルが表示されない問題は、グラフィックドライバーやBIOS設定、システムの復元などで解決できる場合が多いです。これらの方法を順番に試して、問題の解決を目指しましょう。それでも解決しない場合は、ハードウェアの確認や専門家に相談することをおすすめします。

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