エクセルのドロップダウンリストを使って複数セルに連動させる方法

Excel

エクセルでドロップダウンリストを使って一度の選択で複数箇所に割り当てる方法は非常に便利です。この方法を使うと、例えば「日本」を選択したら、別のセルに「東京」、「山手線」などの情報を自動的に表示させることができます。この記事では、その設定方法を初心者向けにわかりやすく解説します。

ドロップダウンリストで複数のセルを連動させる方法

まず、ドロップダウンリストを作成するには「データの入力規則」を利用します。例えば、「日本」を選択すると、関連する情報(東京や山手線など)を自動的に別のセルに表示させるには、以下の手順を実行します。

1. まず、セルに入力したい選択肢を用意します。例えば、「日本」「アメリカ」「フランス」などの国名をA1セルに入力します。

2. 次に、そのデータを基にドロップダウンリストを作成します。対象となるセル(例えばB1セル)を選択し、「データ」タブ→「データの入力規則」→「リスト」を選び、リストの範囲を指定します。

VLOOKUP関数を使って連動させる

次に、ドロップダウンリストで選んだ内容に基づいて、他のセルに連動するデータを表示させるために、VLOOKUP関数を使います。例えば、選択された「日本」に対して「東京」や「山手線」を表示させる方法は次の通りです。

1. A列に「日本」「アメリカ」「フランス」などの国名を入力し、B列にはそれに対応する都市名(例:東京、ニューヨーク、パリ)を、C列には交通機関名(例:山手線、地下鉄)を入力します。

2. 次に、表示させたいセル(例えばC5やM15)にVLOOKUP関数を使って、選択した国に対応する情報を表示させます。例えば、C5に「=VLOOKUP($A$1,$A$2:$C$4,2,FALSE)」と入力することで、A1セルで選ばれた国に応じた都市名を自動的に表示させることができます。

複数のセルにデータを連動させる方法

この方法を応用すれば、複数のセルに対して異なるデータを表示させることができます。例えば、B1セルには都市名、C1セルには交通機関名など、複数のセルに連動させることができます。設定は、VLOOKUP関数を使用して必要なセルに情報を引っ張ってくるだけです。

連動させるセルを増やす場合、VLOOKUPの「列番号」を変更することで、異なる情報を表示させることができます。例えば、都市名を表示するセルには「2」、交通機関名を表示するセルには「3」と設定します。

まとめ

エクセルでドロップダウンリストを使い、一度の選択で複数のセルに連動させる方法は、VLOOKUP関数を使うことで簡単に実現できます。この方法を使うと、複数の情報を効率よく管理でき、業務の効率化にも繋がります。初心者の方でも、データの入力規則とVLOOKUP関数をうまく組み合わせることで、簡単に実装できます。

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