Live2Dを使ってキャラクターの動きを作成している最中、口の開閉や顔のXYの動きがうまく連動しないことがあります。特に、口閉じ時には正しく動作するが、口開け時だけ追従しないという問題が発生することがあります。この問題を解決するための方法を解説します。
問題の原因とその確認方法
まず最初に確認するべきことは、口開け時のXY動きが正しく設定されているかです。口閉じ時にはすでに作成されているXY動きがうまく反映されている場合でも、口開け時にその動きが追従していないというのは、モーションの設定に問題がある場合があります。
モーションのタイムラインやキー設定が正しく行われているかをチェックしましょう。特に、口開けの動きが含まれるタイムラインとXYの動きの関連付けを確認することが重要です。
解決策:パラメータを同期させる
口の開閉動作と顔のXYの動きを同期させるためには、口の開閉を表すパラメータとXYのパラメータを連動させる必要があります。Live2Dでは、パラメータ間のリンクを設定することで、特定の動きが他の動きに影響を与えるようにできます。
具体的には、口の開閉に関連するパラメータ(例:口の開き具合)と、顔のXY移動に関連するパラメータ(例:顔の横移動、上下移動)を結びつけることが必要です。これにより、口を開けた時には顔の動きも連動して動くように設定できます。
調整方法:キーの配置とパラメータ調整
モーションのキーを調整する際、口開け時のXY動きがしっかり追従するようにキーを配置しましょう。例えば、口が開いたときに顔のXYがどの程度動くのかを決め、それに合わせてパラメータを調整します。
また、タイムラインにおける他のアクションが影響している可能性もあるため、タイムライン全体の流れと各アクションがどのように関連しているかを再確認することが重要です。
パラメータリンクの詳細設定
Live2Dのパラメータリンク機能を使えば、複数のパラメータを連動させることができます。これにより、口の開閉に合わせて顔の動きも自動で連動させることができ、自然な動きを作成することができます。
具体的には、Live2Dの「パラメータリンク」機能を使用して、口開けのパラメータが変化する度に顔のXYが反応するように設定します。これにより、より滑らかな連動が可能になります。
まとめ
口開け時に顔のXY動きが追従しない場合、パラメータのリンク設定を再確認し、正しい動きを作成するためにキーとタイムラインを調整することが重要です。また、Live2Dのパラメータリンク機能を使用することで、複数の動きを同期させることができます。これらの方法を試して、キャラクターの動きがスムーズに連動するように調整してみましょう。


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