macOS Ventura 13.7.8から13.6系へ戻したいと考えたとき、多くの方がApp Storeで過去バージョンを探しますが、実際には希望するバージョンが表示されず行き詰まるケースがほとんどです。本記事では、Intel MacにおけるVenturaのダウングレード可否と、Appleの提供方針を踏まえた現実的な選択肢を整理します。
macOSは基本的に「同一メジャー内ダウングレード」を想定していない
macOSでは、メジャーバージョン(Ventura、Sonomaなど)単位での再インストールは公式に想定されていますが、同一メジャー内で特定のマイナーバージョンへ戻す仕組みは用意されていません。
そのため、13.7.8から13.6.xへ戻す場合でも、通常の再インストール操作では最新の13.7系が自動的にインストールされます。
App Storeで過去のVenturaが表示されない理由
App Storeでは、各macOSの「最新ビルドのみ」が提供される仕様になっています。Ventura自体はダウンロード可能でも、その中身は常に最新の13.7系です。
これは不具合ではなくAppleの仕様であり、13.6.x単体のインストーラを新たに取得する公式手段は存在しません。
13.6系へ戻せる可能性がある唯一のケース
例外的にダウングレードが可能なのは、以下の条件を満たしている場合です。
・macOS Ventura 13.6.xがインストールされた状態のTime Machineバックアップを保持している
・もしくは、過去に13.6.xのフルインストーラを既にダウンロード済みで保持している
この場合に限り、バックアップからの復元、またはUSBインストーラを用いた再インストールによって13.6系へ戻すことが可能です。
Intel MacではIPSW復元は使えない
Apple Silicon MacではIPSWファイルを使ったOS復元が可能ですが、Intel Macではこの方法は利用できません。
そのため、iMac Intel環境では、Appleが現在配布していない13.6.xを新たに入手する手段は事実上存在しません。
なぜ13.6系に戻したくなるケースが多いのか
実例として、13.7系で特定アプリやドライバが正常動作しなくなり、安定していた13.6系へ戻したいという声は少なくありません。
しかしAppleはセキュリティアップデートを重視する方針のため、過去マイナーバージョンの再配布を行わない設計になっています。
現実的な代替策
13.6系へ直接戻せない場合、以下が現実的な選択肢となります。
・13.7系のままアプリ側のアップデートや設定調整で対応する
・問題が解消されるまで別ボリュームや外部SSDに別OSを構築する
・Time Machineバックアップの重要性を見直し、将来に備える
まとめ:新規に13.6系へ戻すことは事実上不可
macOS Ventura 13.7.8から13.6.xへ、今から新規にダウングレードする公式かつ安全な方法は存在しません。これは知識不足ではなく、Appleの配布ポリシーによる制限です。
もし過去バージョンへの復元が必要になる可能性がある場合は、今後はアップデート前にTime Machineバックアップを必ず作成することが、唯一の確実な備えとなります。


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