Arduinoコンパイルエラーの原因と対処法:ld.exe エラーの解決方法

C言語関連

Arduinoを使っている際に「ld.exe」や「error loading plugin」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーは、主にコンパイルの過程で発生するもので、特に「Arduino Uno」に対するコンパイル時に見られる問題です。この記事では、このエラーの原因と対処法を詳しく解説します。

エラーの原因とは?

「error loading plugin: collect2.exe: error: ld returned 1 exit status」というエラーは、主に以下の原因で発生することがあります。

  • ライブラリの破損:Arduino IDEに付属するライブラリやツールが壊れている場合、コンパイル時にエラーが発生することがあります。
  • インストール不良:必要なコンパイラやツール(例:AVR-GCC)が正しくインストールされていない場合も原因の一つです。
  • プラグインの問題:エラーメッセージに「plugin」という文字が含まれている場合、プラグインが正常に読み込まれていない可能性があります。

エラーの解決方法

このエラーを解決するために、以下の対処法を試してみてください。

  • Arduino IDEの再インストール:最も簡単で効果的な方法は、Arduino IDEをアンインストールし、最新のバージョンを再インストールすることです。これにより、破損したファイルや不完全なインストールが修正されることがあります。
  • AVR-GCCツールチェーンの再インストール:エラーメッセージに「AVR-GCC」が含まれている場合、ツールチェーンが破損している可能性があります。公式サイトからAVR-GCCを再インストールしてください。
  • ライブラリの更新:使用しているライブラリが古い場合、ライブラリの更新を試みてください。Arduino IDEの「ツール」メニューからライブラリマネージャーを開き、すべてのライブラリを最新バージョンに更新します。
  • プラグインの確認:エラーメッセージに「liblto_plugin-0.dll」とある場合、プラグインが正しく配置されていないことが原因です。プラグインを再インストールするか、正しいディレクトリに配置されているか確認してください。

最も効果的な対策

多くの場合、Arduino IDEを完全にアンインストールし、再インストールすることで問題が解決します。この方法は、破損した設定やツールチェーン、ライブラリをリセットできるため、エラーの修正に非常に有効です。

また、インストール後にボードやポートの設定を再確認することも重要です。ボード設定が適切でない場合、コンパイルに失敗することがあります。

まとめ

Arduinoで「ld.exe」や「plugin loading」エラーが発生した場合、主にライブラリの破損やインストールの不備が原因です。これらの問題に対処するためには、Arduino IDEの再インストールやAVR-GCCの再インストール、ライブラリの更新が効果的です。正しい設定とツールが揃っていれば、エラーは解消され、スムーズにコンパイルを進めることができるようになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました