パワーポイントを使って、スライドに動画をバックグラウンドで再生し、その上に歌詞を表示したい場合、特定の設定を行うことで簡単に実現できます。この記事では、パワーポイントで動画と音声をバックグラウンド再生し、その上に歌詞を表示する方法を順を追って説明します。
パワーポイントで動画をバックグラウンド再生する方法
まず最初に、スライド1で動画と音源をバックグラウンド再生するための基本的な設定を行います。これにより、スライドの切り替えがあっても動画が途切れずに流れ続けるようにできます。
動画をバックグラウンドで再生する手順は以下の通りです。
- 「挿入」タブをクリックし、「動画」オプションから「PC上の動画」を選択して、動画をスライドに挿入します。
- 挿入した動画を選択し、動画の「再生」オプションを設定します。
- 「再生」タブで「スライドショーの最初から再生」を選択し、動画がスライド1から再生されるように設定します。
- 「オプション」タブで、「スライドの切り替え時に動画を停止しない」の設定をオンにします。これで、スライドが切り替わっても動画が途切れずに再生されます。
音声をバックグラウンドで再生する設定
音声をバックグラウンドで流すためには、動画と一緒に音源を挿入することが必要です。
音声をバックグラウンドで再生するための手順は次の通りです。
- 音声ファイルを挿入するには、同じく「挿入」タブをクリックし、「オーディオ」から「PC上の音声」を選択して音声ファイルを挿入します。
- 音声アイコンを右クリックし、「オプション」タブを選択します。
- 「自動再生」を選択し、音声がスライドが進んでいく中でも再生され続けるように設定します。
- 「スライドショーの最初から再生」のオプションを設定し、音声がバックグラウンドで流れるようにします。
歌詞を表示する方法
次に、動画と音声の上に歌詞を表示するために、テキストボックスを使って歌詞を挿入します。歌詞を各スライドに合わせてタイミングよく表示する方法も解説します。
歌詞を表示する方法の手順は以下の通りです。
- 歌詞を表示したいスライドを選択し、「挿入」タブから「テキストボックス」を選択。
- テキストボックス内に歌詞を入力し、フォントや色などを調整して見やすいようにします。
- 歌詞を表示するタイミングを調整するために、アニメーションを使用します。テキストボックスを選択し、「アニメーション」タブから適切なアニメーション効果を選びます。
- アニメーションの設定で、「開始」を「前の動作と一緒」に設定し、歌詞が自動的に表示されるようにします。また、「アニメーションのペイン」を使って、歌詞の表示時間を調整します。
複数のスライドにわたる歌詞表示の設定
複数のスライドにわたって歌詞を表示したい場合は、歌詞の内容を各スライドに分けて挿入し、それぞれのスライドに対応したタイミングで表示させることが可能です。例えば、スライド1に最初の歌詞、スライド2に次の歌詞、というふうに順番に設定していきます。
手順としては。
- スライドごとに異なる歌詞を入力したテキストボックスを作成。
- アニメーション設定で、各歌詞が次のスライドに進んだ際に表示されるようにタイミングを合わせます。
- 「アニメーションのペイン」で各スライドの歌詞表示のタイミングを細かく調整します。
まとめ
パワーポイントで動画と音声をバックグラウンド再生し、その上に歌詞を表示する方法について解説しました。動画と音声をスライドショーに組み込むことで、視覚的にも聴覚的にも魅力的なプレゼンテーションを作成できます。各スライドで歌詞をタイミングよく表示することで、さらにプロフェッショナルな仕上がりにできます。これらの設定を活用して、効果的なプレゼンテーションを作成しましょう。


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