Adobe Illustratorでロゴをデザインし、その後SVGとして書き出してBlenderで3D化する際に、アンカーポイントが二重になるなどの問題に直面することがあります。これが原因で、ベベル処理を行うと破綻してしまうこともあります。この記事では、SVGをクリーンに書き出す方法と、問題のあるSVGファイルを修正する方法について解説します。
①クリーンなSVGを書き出す方法
IllustratorからSVGを書き出す際、不要なデータが含まれないようにするためにいくつかの設定を確認することが重要です。以下の手順を参考にしてください。
- 「ファイル」メニューから「書き出し」を選択し、「SVG」を選びます。
- 「SVGオプション」ダイアログが表示されるので、「SVGプロファイル」を「SVG 1.1」に設定します。
- 「詳細設定」オプションで、「クリエイト・カラーパス」と「フォントをアウトライン化」の項目にチェックを入れ、余分なデータが含まれないようにします。
- 「圧縮」をオフにして、余分な圧縮処理を避けます。
これにより、Illustratorから書き出したSVGがBlenderにインポートする際にクリーンな状態で保持され、問題が少なくなります。
②問題のあるSVGをキレイに直す方法（重複アンカーポイントをなくす）
SVGファイルに重複するアンカーポイントやパスが含まれている場合、それを修正する方法があります。
- IllustratorでSVGファイルを開き、問題のあるパスを選択します。
- 「オブジェクト」メニューから「パス」→「パスを結合」を選択して、重複するアンカーポイントを削除します。
- 「アンカーポイントツール」を使って、手動で重複したポイントを確認し、削除します。
- パスが複雑な場合は、選択したパスを「オブジェクト」→「パス」→「単純化」で自動的に修正することもできます。
この手順を踏むことで、重複するアンカーポイントや不要なパスを取り除き、Blenderでの処理をスムーズに進めることができます。
Blenderでのベベル処理をうまく行うためのコツ
SVGをBlenderにインポートした際、ベベル処理を行うときに問題が発生する場合、事前にSVGのパスをシンプルにしておくことが重要です。複雑なパスや重複したアンカーポイントを除去しておくと、Blenderでのモデリングがスムーズになります。
さらに、Blender内でベベル処理を適用する際には、「メッシュ」→「編集モード」に切り替え、選択したパスに適用することで、より精度の高い操作が可能です。
まとめ: SVGをBlenderで問題なく使用するための最適な方法
IllustratorからBlenderにSVGをインポートする際、クリーンなSVGを作成することが重要です。重複するアンカーポイントや不要なパスを取り除くことで、Blenderでの処理がスムーズに行えます。また、SVGファイルを書き出す際の設定を見直し、適切なオプションを選ぶことで、より良い結果を得ることができます。
これらの手順を実践することで、IllustratorでデザインしたロゴをBlenderで問題なく3D化できるようになります。
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