PCが起動しない場合、データを失いたくない場合はバックアップが必須です。しかし、バックアップを取る方法がわからない場合でも、いくつかの手順でデータを保護できます。この記事では、PCが起動しない場合のデータバックアップ方法と、セーフモードで初期化する際の手順を解説します。
PCが起動しない場合のバックアップ方法
PCが起動しない場合でも、セーフモードを利用してバックアップを取ることが可能です。セーフモードは、PCが最小限の設定で起動するため、問題の診断や修復が行いやすくなります。セーフモードでPCを起動し、バックアップを取るための準備を整えましょう。
まず、外付けハードドライブやUSBメモリ、クラウドストレージ(Google DriveやOneDriveなど)を準備します。その後、セーフモードで起動してファイルをコピーし、外部ストレージに保存します。
セーフモードでPCを起動する方法
PCが起動しない場合、セーフモードで起動することで、Windowsの基本的な機能のみで起動し、問題の解決が試みやすくなります。セーフモードでPCを起動する手順は、以下の通りです。
1. PCを完全にシャットダウンします。
2. PCを再起動し、起動中にF8キーを繰り返し押します(Windows 7の場合)。
3. メニューが表示されたら、「セーフモード」を選択してEnterキーを押します。
これで、セーフモードが起動します。セーフモードに入ると、基本的なドライバと設定だけが有効になり、データのバックアップを取ることが可能になります。
データバックアップの実行方法
セーフモードで起動した後、必要なファイルを外部ストレージにコピーする方法です。ファイルエクスプローラーを開き、保存したいデータ(ドキュメントや写真、動画など)を選んで、外付けドライブやUSBメモリにドラッグ&ドロップします。
また、クラウドストレージを使用している場合、インターネット接続が可能であれば、オンラインでデータをアップロードしてバックアップを取ることもできます。
セーフモードで初期化する方法
もしPCの状態が悪化し、初期化が必要な場合、セーフモードを利用してシステムのリセットを行うことができます。初期化を行うことで、PCが工場出荷時の状態に戻り、動作が改善されることがあります。
初期化を行う手順は以下の通りです。
1. セーフモードでPCを起動した後、「設定」を開きます。
2. 「更新とセキュリティ」を選択し、「回復」を選びます。
3. 「このPCを初期化する」オプションを選択し、指示に従って進めます。
まとめ
PCが起動しない場合でも、セーフモードを活用することでデータのバックアップを取ることができます。初期化を行う前に、重要なデータを外部ストレージに保存しておくことをおすすめします。セーフモードでの操作は、問題の修正や初期化に役立ちますが、必ずバックアップを最初に行い、データを守ることが最も重要です。
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