MacBookでX(旧Twitter)から写真を保存しようとした際に「ファイルが見つかりません」と表示されるトラブルは、環境設定やアプリ版Xの仕組みによって起こることがあります。特にChromeの拡張機能やPWA(インストール型X)を使っている場合、通常のブラウザ版とは動作が異なるため、保存できないことが起こりやすくなります。本記事では実例を交えながら、原因と解決策を丁寧に解説します。
MacBookで画像が保存できないときにまず確認したいポイント
Macの「写真アプリ」にドラッグ&ドロップして使用する方法は便利ですが、アップデート後に挙動が変わることがあります。特にmacOS Sequoiaでは、一部アプリの保存先アクセス権の仕様が変更され、以前の方法が使えなくなるケースがあります。
まずは「どの経路でXを使っているのか」を確認することが重要です。Chromeで直接開いたXと、インストール型(PWA版)のXでは、ファイルの扱い方が大きく異なります。
Chromeブラウザ版とインストール型X(PWA版)の違い
Chromeから「Xをインストール」すると、アプリのように単独ウィンドウで開くPWA版が作成されます。このPWA版は独立したアプリとして認識されるため、ブラウザとは別にファイルアクセス権を求められることがあり、保存動作に制限がかかることがあります。
一方で通常のChromeブラウザで開いたXは、Chrome自体のダウンロード機能を使うため、写真の保存が問題なく行えることが多いです。この違いにより、ブラウザ版では保存できるのに、PWA版ではエラーが出るという現象が起きます。
「ファイルが見つかりません」エラーが起きる主な原因
このエラーは、Xの画像保存処理が「保存先フォルダにアクセスできない」場合に発生することがあります。macOSのアップデート後に発生しやすい理由は、システム側がアプリの権限をリセットすることがあるためです。
特に以下の操作が関係している可能性があります:
・写真アプリへのドラッグ保存にアプリが対応していない
・PWA版Xがダウンロード権限を失っている
・Chrome拡張機能が保存処理を妨害している
画像が保存できないときの具体的な解決策
問題を解消するために効果的な方法を、順番に紹介します。複数の方法を組み合わせることで改善するケースもあります。
まず、「ChromeブラウザでXを開いた場合は保存できる」という点が重要なヒントです。これは、PWA版Xの機能制限が原因であることを示しています。
① PWA版X(インストール型)ではなく、Chromeで直接開いて利用する
ブラウザ版では保存可能とのことなので、最も簡単な解決策は「Chromeで開くXだけを使う」ことです。PWA版は便利ですが、画像保存まわりで不具合が起こりやすい傾向があります。
Dockのアプリアイコンから開いている場合はPWA版の可能性が高いため、Chromeで直接「x.com」を開いて使用してください。
② macOSの「ファイルとフォルダ」権限を確認する
アップデートで権限がリセットされていると保存できません。以下の手順で確認します。
「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「ファイルとフォルダ」→「Chrome」「X(インストール版がある場合)」にチェックがついているか確認してください。
③ 写真アプリへのドラッグ保存をやめ、右クリックで保存する
macOSの仕様変更によって、アプリによってはドラッグ保存が正常に動作しないことがあります。右クリック(または2本指タップ)で「画像を保存」を選ぶ方法が最も確実です。
一度デスクトップなどに保存してから写真アプリに追加する形式でも問題なく使えます。
④ Chrome拡張機能との相性問題を確認する
拡張機能がXの動作に干渉する場合があります。特に画像取得系の拡張を入れている場合は注意が必要です。
Chrome右上の拡張機能アイコンから、疑わしいものを一時的にオフにして動作を確認してください。
今回のケースで起きている可能性が高い原因のまとめ
状況を整理すると、Chromeブラウザ版では問題なく保存でき、PWA版や拡張機能を使ったXのみ保存できないことから、最も有力なのは以下のパターンです。
・PWA版Xに保存先フォルダへの権限がない
・macOSアップデートで権限がリセットされた
・拡張機能が保存処理を妨害
このため、「Chromeで直接開くXを使う」「権限を確認する」の2つを試すことで、多くのケースで正常に戻ります。
まとめ:MacでXの画像保存ができない時はPWA版の仕様に注意
X(旧Twitter)の画像保存は、同じChrome経由でも「ブラウザ版」と「インストール型(PWA)」で動作が異なることがあります。今回のようにブラウザ版では保存できるのに、インストール版ではエラーが出る場合は、保存権限や拡張機能の干渉が原因であることが多いです。
まずはChromeで直接開いたXを使い、写真アプリへのドラッグ保存ではなく「右クリックで画像保存」を試すと、安定して利用できるようになります。環境に合わせて最適な方法を選びながら、快適にXを楽しみましょう。


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