Excelで複数のCSVファイルを操作する場合、異なるデータを関連付けて一つにまとめる作業は非常に役立ちます。例えば、AというCSVには運転手や車番、BというCSVにはETC料金のデータが含まれており、これらを日付と車番で関連付けることで、最後に誰がどの車でETCを使ったのかをまとめることができます。
この記事では、AとBのCSVデータを関連付けて、最終的に自動的にまとめる方法を紹介します。Excelの「VLOOKUP」関数や「INDEX」関数を使って、複数のCSVを簡単に統合する方法を解説します。
CSVデータをまとめるために必要な準備
まず、AとBのCSVファイルがそれぞれどのようなデータを含んでいるのかを確認します。Aには運転手や車番、日付の情報が含まれており、BにはETC料金や日付、車番の情報があります。これらのCSVファイルをExcelに読み込むことが前提となります。
まず、AとBのCSVファイルをそれぞれExcelで開き、これらのデータが含まれるシートに名前を付けておきます。例えば、Aのシート名を「運転手データ」、Bのシート名を「ETCデータ」とします。
VLOOKUP関数を使ってデータを関連付ける
次に、AのシートにETC料金の情報を追加します。この作業は「VLOOKUP」関数を使って、BシートのデータからETC料金を取得することによって行います。VLOOKUP関数は、指定した検索条件に基づいて別のシートから値を取得する関数です。
例えば、Aの「運転手データ」シートにETC料金を追加するには、次のような数式を使用します。
=VLOOKUP(A2&B2, 'ETCデータ'!$A$2:$D$100, 4, FALSE)
この式では、A2とB2のセルにある「日付」と「車番」を結合し、Bシート(ETCデータ)から一致する行を検索してETC料金を返します。ここでは、ETC料金がBシートの4列目にあると仮定しています。
複数のデータを統合するためのINDEX関数の活用
VLOOKUP関数を使う場合、検索値が左端にないと機能しないことがあります。そのような場合には「INDEX」関数と「MATCH」関数の組み合わせを使うと、より柔軟にデータを検索して関連付けることができます。
例えば、次のような数式を使うと、ETC料金を取得できます。
=INDEX('ETCデータ'!$D$2:$D$100, MATCH(A2&B2, 'ETCデータ'!$A$2:$A$100 & 'ETCデータ'!$B$2:$B$100, 0))
この数式では、「MATCH」関数を使って、A2とB2のセルにある日付と車番が一致する行番号を検索し、その行のETC料金を「INDEX」関数で取得します。
データの自動更新とまとめ
これで、AシートにETC料金が自動的に反映されます。データが更新されるたびにこの数式が自動的に計算され、最新の情報が表示されます。この方法を使うことで、手動でデータをコピー&ペーストする手間が省け、作業が効率化されます。
さらに、Excelのフィルター機能を使えば、特定の日付や車番ごとにデータを絞り込むこともでき、より細かい分析が可能になります。
まとめ: Excelで複数のCSVを関連付けて効率化しよう
Excelの「VLOOKUP」関数や「INDEX」関数を活用することで、複数のCSVデータを関連付けて自動的にまとめることができます。これにより、手動での作業を減らし、データの管理や集計を効率化することが可能になります。データが頻繁に更新される場合にも、この方法を使えば、常に最新の情報を簡単に取得できます。


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