Windows 11で復元ポイントを作成した際、システムの復元だけでなく、個人情報や設定がどの程度カバーされるのか気になる方も多いでしょう。本記事では、復元ポイントがどこまでのデータをカバーし、特にユーザーのデータや設定に関してどう復元されるのかについて解説します。
Windows 11の復元ポイントとは?
復元ポイントは、Windowsのシステム設定やプログラムファイルなどを保存する機能です。システムが不具合を起こした場合などに、復元ポイントを使用してコンピュータを以前の正常な状態に戻すことができます。しかし、復元ポイントに含まれるデータには制限があり、個人情報の一部は含まれていないことがあります。
復元ポイントは主にシステム関連の設定やファイルに対して有効です。例えば、システムファイル、プログラムのインストールやアンインストール、ドライバの設定などが復元されます。
復元ポイントにカバーされるもの
Windowsの復元ポイントがカバーする内容はシステム関連の設定が中心ですが、以下の内容は復元される場合があります。
- システム設定:ドライバ、レジストリ、システムの設定など。
- インストールされたソフトウェア:インストールされたアプリケーションやソフトウェアの一部。
- Edgeのお気に入り登録:ブラウザの設定や一部の履歴情報が復元されることがあります。
復元されないもの
復元ポイントでカバーされないデータや設定についても理解しておくことが重要です。復元ポイントはあくまでシステム関連のデータの復元を目的としているため、以下のデータは通常復元されません。
- 個人的なデータ:デジカメ写真(例:Dドライブに保存したjpgファイル)や、ユーザーが保存したファイルは復元されません。
- Outlookメールのアドレス帳:メールアカウントの設定やアドレス帳情報は、復元ポイントによって復元されることはありません。
- 市販ソフトのインストールと設定:後からインストールした市販ソフトの設定内容やインストール自体は復元されません。
復元ポイントを使用する際の注意点
復元ポイントを使用する前に、その効果範囲を理解しておくことが大切です。特に、復元ポイントが個人データ(写真、メール、アドレス帳など)や追加ソフトの設定を復元しないことを理解して、重要なデータのバックアップを取ることをお勧めします。
まとめ
Windows 11の復元ポイントは、主にシステム設定やインストールされているアプリケーションに関するデータを復元します。しかし、個人のデータや追加インストールしたソフトウェア、メール設定などは含まれないため、それらのデータについては別途バックアップを取っておくことが重要です。
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