OBSで録画した動画がカクカクする原因と解決方法|録画中は問題ないのに保存後に途切れる場合の対処法

動画、映像

OBS Studioでゲームを録画していると、録画中の操作は軽いのに、完成した動画を確認すると一部分だけカクカクしたり、数十秒から1分ほど映像が途切れたようになることがあります。この症状は録画画質を下げても改善しない場合があり、設定以外の原因を確認する必要があります。

OBSの録画トラブルは、エンコード処理の負荷、保存先の速度不足、GPUやCPUの処理競合、フレームドロップなど複数の原因が考えられます。この記事では、録画ファイルだけがカクつく場合に確認したいポイントと具体的な改善方法を解説します。

OBS録画中は軽いのに動画だけカクカクする主な原因

OBSで録画している時にゲーム画面が正常でも、保存された動画がカクカクする場合は、リアルタイム表示では気付きにくい録画処理側の問題が発生している可能性があります。

特に多い原因は、OBSが映像を正常な速度で保存できず、録画データ内でフレーム落ちが発生しているケースです。ゲーム自体は滑らかに動いていても、録画処理だけが追いつかないことで完成した動画に乱れが出ます。

例えば、ゲーム側が144fpsで動作していても、録画用のエンコード処理や保存処理が一時的に遅れると、その部分だけ動画が止まったように見えることがあります。

OBSの統計情報でフレームドロップを確認する

まず確認したいのはOBSに搭載されている統計情報です。OBS画面右下の「ドロップしたフレーム数」や「レンダリングラグ」を確認すると、録画中に処理が追いついているか判断できます。

録画ファイルの一部分だけカクカクする場合でも、OBSの統計では録画中にフレームドロップが発生していることがあります。数字が増えている場合は、PCの処理能力や設定を見直す必要があります。

確認例として、録画開始後に数分プレイし、その後OBSの統計画面を見ることで、通常時ではなくゲーム負荷が高い場面で問題が発生しているか判断できます。

録画設定を見直してエンコード負荷を下げる

OBSの録画設定では、エンコーダーの種類によってPCへの負荷が大きく変わります。CPUで処理する設定の場合、ゲーム自体の負荷と重なって録画が不安定になることがあります。

GPUに余裕がある場合は、ハードウェアエンコーダーを利用すると改善することがあります。例えばNVIDIA製GPUならNVENC、AMD製GPUならAMFなど、グラフィックボード側で録画処理を行う方法があります。

また、録画品質を高く設定しすぎると処理量が増えます。ビットレートや録画品質設定を少し下げることで、安定性が向上する場合があります。

録画ファイルの保存先を確認する

意外と見落とされやすい原因が、録画データを書き込むストレージの速度不足です。HDDや古い外付けドライブに高画質動画を保存している場合、書き込みが間に合わず映像が乱れることがあります。

特にゲームをインストールしているドライブと録画保存先が同じ場合、ゲームの読み込みと録画データの書き込みが同時に発生して負荷が集中します。

例えば、ゲームはSSD、録画ファイルも同じSSD内に保存している場合でも容量不足や空き容量低下によって速度が低下することがあります。十分な空き容量を確保し、可能であれば高速なSSDを保存先に利用すると安定しやすくなります。

GPU使用率が高すぎる場合の対策

最近のゲームではGPU使用率が常に高い状態になることがあります。その状態でOBSの録画処理も行うと、GPUに余裕がなくなり録画映像が乱れる場合があります。

ゲーム側のグラフィック設定を少し下げたり、フレームレート上限を設定したりすることで、OBSが利用できる余力を確保できます。

例えばゲームがGPU使用率99%で動作している場合、録画処理用の余裕がほとんどありません。FPS制限を設定してGPU使用率を80~90%程度に抑えることで改善することがあります。

OBSやグラフィックドライバーを更新する

以前は正常だったのに最近突然カクカクするようになった場合、OBSやGPUドライバーのアップデート後に設定や相性問題が発生している可能性があります。

OBS Studioを最新版へ更新すると不具合が修正される場合があります。また、グラフィックボードのドライバーも最新状態にしておくことで、録画処理の安定性が向上することがあります。

逆にアップデート後から問題が発生した場合は、以前使用していた設定やドライバーへ戻すことで改善するケースもあります。

録画後の動画再生環境も確認する

録画ファイル自体は正常でも、再生するソフトやPCの性能によってカクカクして見える場合があります。特に高解像度や高フレームレートの動画では、再生側の負荷が高くなることがあります。

別の動画プレイヤーや別のPC、スマートフォンなどで再生して同じ場所がカクつくか確認すると、録画側の問題なのか再生側の問題なのか判断できます。

例えばVLCなど別のプレイヤーで問題なく再生できる場合は、OBSではなく普段使用している再生ソフト側に原因がある可能性があります。

まとめ:OBS録画動画のカクつきは原因を順番に確認する

OBSで録画した動画だけがカクカクする場合は、単純に画質設定を下げるだけでは改善しないことがあります。エンコード負荷、保存先の速度、GPU使用率、フレームドロップなどを順番に確認することが重要です。

特に「録画中は問題ないのに完成した動画の一部だけ乱れる」という症状では、OBSの統計情報を確認すると原因を特定しやすくなります。

ハードウェアエンコーダーの利用、保存先の変更、ゲーム側の負荷調整などを試すことで、多くの場合は安定した録画環境を作ることができます。

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