Live2D Cubismで目の差分を作成していると、片方の目だけ表示されない、特定のパーツを非表示にすると突然表示されるといったトラブルが発生することがあります。この現象は初心者の方が特に遭遇しやすく、描画順だけでなく、パーツの重なりや表示条件、アートメッシュの設定など複数の原因が考えられます。
この記事では、左右の目の差分を作成した際に片方だけ表示されない場合に確認すべきポイントと、Live2Dモデル制作で同じ問題を防ぐための設定方法を詳しく解説します。
Live2Dで片方の目だけ表示されない主な原因
目の差分を複数用意している場合、表示されない原因として多いのが、パーツ同士が完全に重なっているケースです。
例えば「右目差分」「左目差分」「通常右目」「通常左目」のように複数の目パーツが存在すると、表示順が上にあるパーツが下のパーツを隠してしまうことがあります。
今回のように「C(通常右目)を非表示にするとB(左目差分)が表示される」という状態は、B自体が消えているのではなく、Cまたは別のパーツによって隠されている可能性が高いです。
まず確認したいLive2Dの描画順設定
Live2D Cubismでは、パーツパレット内の描画順によって、どのパーツが手前に表示されるかが決まります。
確認方法は以下の通りです。
- Live2D Cubism Editorでパーツパレットを開く
- 表示されない目のパーツを選択する
- 描画順の数値を確認する
- 必要に応じて前後関係を変更する
例えば、左目差分を表示したいのに通常右目の描画順が上になっている場合、通常右目が左目差分を覆い隠してしまいます。
ただし、見た目では描画順に問題がなさそうでも、別の原因で隠れている場合があります。そのため、描画順だけで判断せず、次の項目も確認することが重要です。
アートメッシュの重なりとクリッピングを確認する
Live2Dでは、パーツの描画順が正しくても、アートメッシュの範囲が大きすぎることで他のパーツを覆ってしまうことがあります。
特に、右目をコピーして左右反転した場合は注意が必要です。コピー元のアートメッシュが元の目の位置より大きく残っていると、透明部分を含めて別のパーツを隠す原因になります。
確認する場合は、表示されない目のアートメッシュを選択し、編集モードで頂点範囲を確認してください。必要以上に大きな範囲を覆っている場合は、メッシュを調整すると改善することがあります。
左右反転で作成した目の差分で起こりやすい問題
右目を複製して左目用に反転する方法は、Live2D制作ではよく使われる手法ですが、いくつか注意点があります。
単純に画像を反転しただけでは、以下のような問題が起きる場合があります。
- パーツIDが重複している
- 同じ描画順になっている
- 元の目パーツが残ったままになっている
- パラメータ設定が共有されている
例えば右目差分をコピーして左目差分を作った場合、元の右目パーツとコピーした左目パーツが同時表示される設定になっていると、片方が隠れることがあります。
不要なコピー元パーツを非表示設定にする、または表示条件を整理すると正常に表示されることが多いです。
表示条件やパラメータ設定をチェックする
Live2Dでは、パーツそのものが存在していても、パラメータによって表示状態が変化する設定になっている場合があります。
確認するポイントは以下です。
- 表示用パラメータが正しく設定されているか
- キーが打たれていない状態で非表示になっていないか
- 同じパラメータで別パーツが切り替わっていないか
例えば目の開閉パラメータや表情切り替え用パラメータを使用している場合、差分用の目だけが表示される範囲になっているか確認しましょう。
問題を切り分けるための確認手順
原因が分からない場合は、一度すべての関連パーツを確認する方法が有効です。
- 目に関係するパーツを1つずつ非表示にする
- どのパーツを消した時に目的の差分が表示されるか確認する
- 原因になっているパーツの描画順やメッシュを修正する
- 再度すべて表示して確認する
今回のように「Cを消すとBが出る」という場合、CがBを隠している可能性が高いため、Cのアートメッシュ範囲や描画順を重点的に確認すると効率的です。
まとめ
Live2D Cubismで目の差分が表示されない場合、単純な描画順の問題だけではなく、アートメッシュの範囲、左右反転したパーツの重複、表示パラメータなどが原因になっていることがあります。
特に片方のパーツを非表示にすると別のパーツが表示される場合は、表示されないパーツが消えているのではなく、別のパーツに隠されているケースが多いです。
描画順、メッシュ範囲、パーツの重複、パラメータ設定を順番に確認することで、多くの表示トラブルは解決できます。


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