MacBookを久しぶりに起動した後、macOSアップデートを実行しようとしても途中で電源が落ちたり、インストールが最後まで完了しなかったりすることがあります。特にmacOS Ventura 13.4.1など古いバージョンから最新環境へ更新する場合、システムファイルやストレージ、起動ディスクの状態によって問題が発生することがあります。
この記事では、MacBook Pro(Appleシリコン搭載モデルを含む)でmacOSアップデートが途中で停止する原因や、アップデートを正常に完了させるための確認ポイントと対処方法について詳しく解説します。
macOSアップデート途中でMacBookが落ちる主な原因
macOSのアップデートでは、単純に新しいファイルを追加するだけではなく、システム領域の書き換えや起動ディスクへのインストール処理が行われます。そのため、途中で電源が落ちる場合はいくつかの原因が考えられます。
代表的な原因としては、以下のようなものがあります。
- システムファイルの破損
- 起動ディスクのエラー
- アップデート用ファイルの破損
- 空き容量不足
- 電源管理やバッテリー関連の問題
- macOSのアップデート処理中の一時的な不具合
空き容量が230GB程度ある場合、通常は容量不足の可能性は低いですが、インストール先のシステム領域に問題がある場合は容量が十分でも失敗することがあります。
まず確認したいMacBookの基本的な準備
アップデートをやり直す前に、安定した環境を整えることが重要です。
まず、以下の点を確認してください。
- 純正または十分な出力の充電器を接続する
- 安定したWi-Fi環境を利用する
- 外付けHDDやUSB機器を一度すべて外す
- 重要なデータをバックアップする
例えば、外付けSSDやUSBメモリを接続した状態では、アップデート時の起動ディスク確認に影響する場合があります。必要最低限の状態でアップデートを行うことがトラブル回避につながります。
セーフモードで起動してアップデートを試す
macOSではセーフモードを利用することで、不要なキャッシュや一部の起動項目を読み込まずに起動できます。
Appleシリコン搭載Macの場合は、以下の手順でセーフモードを起動できます。
- Macを完全にシャットダウンします。
- 電源ボタンを長押しして起動オプション画面を表示します。
- 起動ディスクを選択します。
- Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」を選択します。
セーフモードで起動できた場合、その状態からソフトウェアアップデートを実行すると正常に完了する場合があります。
ディスクユーティリティでMacintosh HDを確認する
アップデート時に「HDに入れる段階」で失敗する場合、起動ディスク側に問題が発生している可能性があります。
macOS標準のディスクユーティリティを使って、ストレージの検証と修復を行うことができます。
- Macを終了します。
- 電源ボタンを長押しして起動オプションを表示します。
- 「オプション」を選択してmacOS復旧を起動します。
- ディスクユーティリティを開きます。
- 「Macintosh HD」を選択してFirst Aid(応急処置)を実行します。
ディスクエラーが修復された後、再度macOSアップデートを試すことで改善するケースがあります。
macOS復旧から再インストールする方法
通常のアップデートが何度も失敗する場合は、macOS復旧モードからOSを再インストールする方法があります。
Appleシリコン搭載Macでは、復旧環境から現在のmacOSを再インストールできます。この方法では通常、ユーザーデータを保持したままシステムだけを入れ直すことが可能です。
ただし、万が一に備えて作業前にはTime Machineなどでバックアップを作成しておくことをおすすめします。
アップデートファイルを削除して再取得する
一度ダウンロードしたmacOSアップデートファイルが破損している場合、何度試しても同じ場所で失敗することがあります。
その場合は、アップデート用ファイルを削除してから再度ダウンロードすると改善する場合があります。
特に長期間アップデートしていなかったMacBookでは、大型アップデート用のファイル取得に時間がかかるため、途中で通信エラーなどが起きることもあります。
Appleシリコン搭載MacBook Proで注意するポイント
M2 Max搭載のMacBook ProのようなAppleシリコンモデルでは、Intel Macとは異なる起動システムが採用されています。そのため、以前のMacで使われていたSMCリセットなどの方法は基本的に必要ありません。
Appleシリコン搭載Macでは、電源ボタン長押しによる起動オプション、macOS復旧、ディスクユーティリティの利用が主なトラブル解決方法になります。
まとめ:macOSアップデート失敗時はディスクと復旧環境を確認する
MacBook ProでmacOSアップデートが途中で落ちる場合、単純な容量不足だけでなく、起動ディスクのエラーやアップデートファイルの破損が原因になっていることがあります。
まずは電源環境を整え、外部機器を外した状態で再試行し、それでも改善しない場合はディスクユーティリティのFirst AidやmacOS復旧からの再インストールを試すことが有効です。
M2 Max搭載のMacBook Proであればハードウェア性能は十分余裕があるため、アップデート失敗は多くの場合システム側の問題です。順番に確認していくことで、データを保持したまま復旧できる可能性があります。


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