Windows 10でカクヨムなどの小説を無料で音声読み上げする方法|ナレーターで本文を読まないときの対処法

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WindowsパソコンでカクヨムなどのWeb小説を「画面を見続けず、音声でゆっくり聞きたい」という場合、Windows標準のナレーターだけでなく、Webブラウザーの読み上げ機能を利用する方法があります。特にMicrosoft EdgeにはWebページを読み上げる「音声で読み上げ」機能が標準搭載されているため、追加の有料ソフトを購入しなくても試せます。

Web小説を聞くことが目的なら、Windows+Ctrl+Enterでナレーターを起動する方法より、Microsoft Edgeの「音声で読み上げ」を最初に試すのがおすすめです。ナレーターは本来、視覚障害などがある人がWindowsやアプリを操作するためのスクリーンリーダーなので、ページ上のボタンやリンクなども読み上げ対象になります。一方、Edgeの読み上げ機能はWebページの文章を聞く用途にも使いやすく設計されています。

この記事では、カクヨムなどのWeb小説をWindowsで無料読み上げする方法、本文以外まで読み続けてしまう場合の対処法、読み上げ位置を調整する方法、無料ソフトを使う場合の注意点まで順番に解説します。

Windows+Ctrl+Enterは「小説読み上げ専用機能」ではない

Windows 10でWindowsロゴキー+Ctrl+Enterを押すと起動するのは「ナレーター」です。Microsoftによると、ナレーターは画面上のテキストやボタンなどを読み上げ、マウスを使わずにWindows、Web、アプリなどを操作できるようにするアクセシビリティ機能です。Microsoft ナレーター公式説明[参照]

そのため、ナレーターを起動しただけで「現在開いている小説の本文だけを先頭から最後まで自動的に読んでくれる」とは限りません。Webページには小説本文以外にも、作品タイトル、作者名、メニュー、リンク、広告周辺の要素、次のエピソードへ移動するためのボタンなど、多くの情報があります。

ナレーターにはWebページを移動するためのスキャンモードや、現在位置から文章を読むコマンドもありますが、「Web小説をラジオやオーディオブックのように聞く」という目的では操作が複雑に感じられることがあります。

一番簡単なのはMicrosoft Edgeの「音声で読み上げ」

カクヨムなどのWebページを聞きたい場合、まず試したいのがMicrosoft Edgeです。EdgeにはWebページを音声で読み上げる機能があり、Windows 10でも利用できます。

Microsoft公式サポートでも、EdgeでWebページを開き、ページ上で右クリックして「音声で読み上げ」を選択する方法が案内されています。また、メニューから読み上げ機能を選ぶこともできます。Microsoft Edgeアクセシビリティ機能[参照]

Windows版Edgeでは、Ctrl+Shift+Uが「音声で読み上げ」の開始・停止のショートカットです。Windows+Ctrl+Enterとは別の機能なので、混同しないようにしましょう。

カクヨムなどの小説をEdgeで読み上げる基本手順

基本的な操作は難しくありません。Microsoft Edgeで読みたい小説ページを開き、次の手順で試します。

  1. Microsoft Edgeを起動する
  2. カクヨムなどで読みたいエピソードのページを開く
  3. ページ上で右クリックする
  4. 「音声で読み上げ」を選ぶ
  5. 上部に表示される読み上げツールバーで再生・停止や速度を調整する

右クリックメニューに見当たらない場合は、Edge右上の「…」メニューから「その他のツール」などを確認すると、読み上げ機能が表示される場合があります。Microsoft公式では、右クリック、Edgeのメニュー、ショートカットの複数の起動方法が案内されています。

読み上げが始まると文章がハイライトされるため、どこを読んでいるのかも確認できます。作業をしながら小説を聞きたい場合にも便利です。

読んでほしい本文から始まらない場合の対処法

Webページの読み上げでは、作品本文ではなくページ上部のタイトルやメニューなどから読み始めることがあります。これはWebページが小説本文だけで構成されているわけではないためです。

この場合は、読んでほしい本文付近を選択してから読み上げる方法を試してみましょう。Edgeでは、ページの一部分を選択して読み取りモードで開く機能も提供されています。

Microsoft公式の案内では、読みたいテキストを選択して右クリックし、「Reading mode(読み取りモード)で選択範囲を開く」方法が紹介されています。ページ全体ではなく本文部分を中心に扱いたいときに便利です。Microsoft Edge Reading mode[参照]

F9の読み取りモードを試すと本文を聞きやすくなる

Microsoft Edgeには、Webページからメニューなどの周辺要素を減らして文章を読みやすくする「Reading mode」があります。対応しているWebページではF9で開始・終了できます。

読み取りモードにすると、ページ上の主要な文章や画像を中心としたシンプルな表示になります。その状態で「音声で読み上げ」を開始すれば、通常ページより余計な部分を読み上げにくくなる可能性があります。

ただし、すべてのWebページで読み取りモードが利用できるとは限りません。サイト側のHTML構造などによっては、読み取りモードへ入れなかったり、本文の一部がうまく抽出されなかったりすることがあります。

読み取りモードが使えない場合は本文を選択する

アドレスバーに読み取りモードのアイコンが表示されないページでも、本文を選択して読み取りモードへ送れる場合があります。

例えば、小説本文の最初から最後までをマウスで選択し、選択範囲を右クリックして読み取りモードで開きます。その後、「音声で読み上げ」を開始します。

長編の一話すべてを選択するのが大変な場合は、まず通常の「音声で読み上げ」で十分に聞けるか確認し、不要な部分の読み上げが多い場合だけ読み取りモードを利用するとよいでしょう。

「・・・」「◦」「記号」を延々と読む場合はどうする?

小説には「……」「・・・・・」「○○○」など、演出として連続した記号が使われることがあります。音声読み上げソフトによっては、このような記号を一つずつ読み上げてしまい、非常に聞きにくくなる場合があります。

読み上げエンジンによって句読点や記号の処理方法は異なるため、完全にすべての記号を無視できるとは限りません。まずはEdgeの音声で読み上げを試し、現在スマートフォンで利用している読み上げ機能との違いを比較してみるのが簡単です。

特定の作品で記号の読み上げが頻繁に問題になる場合は、後述するテキスト読み上げソフトへ文章をコピーし、不要な記号を置換・削除してから読み上げる方法もあります。ただし、Web小説の文章には著作権がありますので、私的に聞く範囲を超えた転載や再配布はしないようにしましょう。

Edgeでは読み上げ速度や声も変更できる

小説を長時間聞く場合、声の種類と読み上げ速度はかなり重要です。Edgeの「音声で読み上げ」を開始すると、画面上部に操作バーが表示されます。

Microsoftによると、Voice optionsから読み上げる声や速度を変更できます。また、前後の段落へ移動する操作も用意されています。Microsoft Edge読み上げ設定[参照]

小説なら最初から速くしすぎず、会話や情景描写を自然に聞き取れる速度に調整するとよいでしょう。逆に既読作品を聞き直す用途なら、少し速度を上げると効率的です。

ナレーターを使い続けたい場合は「現在位置から読む」方法がある

Windows標準ナレーターでも、Webページの文章を読み進めることはできます。Microsoft公式マニュアルによると、ナレーターではスキャンモードを使い、Webページ内を見出し、リンク、段落などの単位で移動できます。

また、現在のフォーカスやカーソル位置から文章を読み始めるコマンドも用意されています。ナレーターキーは標準ではCaps LockまたはInsertとして利用できます。Microsoft ナレーターのテキスト読み上げ操作[参照]

ただし、ナレーターは「小説を聞くプレーヤー」ではなく、Windows全体を音声で操作するスクリーンリーダーです。小説だけを長時間聞きたい場合は、Edgeの読み上げの方が操作を覚えやすいでしょう。

無料ソフトを探す前にEdgeを試すメリット

Web小説を読み上げるだけなら、いきなり外部ソフトをインストールする必要はありません。EdgeはWindowsで利用でき、Webページを開いた状態からそのまま読み上げられるからです。

外部の読み上げソフトを利用すると、「Webページから文章をコピーする→ソフトへ貼り付ける→読み上げを開始する」という手順になることがあります。一方、Edgeならブラウザー上で直接開始できます。

特に「カクヨムを開いて、その一話をそのまま聞きたい」という用途なら、Edgeで小説ページを開く→Ctrl+Shift+Uで読み上げという方法から試すのが手軽です。

フリーの読み上げソフトならBalabolkaという選択肢もある

ブラウザーの読み上げではなく、文章をコピーして専用ソフトでじっくり聞きたい場合には、Windows向けのテキスト読み上げソフト「Balabolka」なども選択肢になります。

Balabolkaは、PCにインストールされている音声を利用してテキストを読み上げるソフトです。テキストを貼り付けて再生できるため、不要な記号を読み上げる場合に、コピーした文章を自分で整えてから聞くといった使い方ができます。

ただし、ソフトの配布状況や対応OS、ライセンス、インストール方法は変更される可能性があります。利用する場合は非公式な再配布サイトではなく、作者の公式サイトで最新版と利用条件を確認してください。Balabolka公式サイト[参照]

Edgeと読み上げソフトはどちらが向いている?

用途によって適した方法は異なります。Web小説をそのまま聞くならEdge、文章を加工してから読みたいならテキスト読み上げソフトという使い分けが分かりやすいでしょう。

方法 向いている用途 特徴
Microsoft Edge「音声で読み上げ」 カクヨムなどのWeb小説 ページを直接読み上げられる
Edge Reading mode 本文以外の読み上げを減らしたい 対応ページをシンプルな表示にできる
Windows ナレーター PC全体を音声で操作したい 高機能だがWeb小説専用ではない
Balabolkaなど コピーした文章を読み上げたい 文章を整えてから聞きやすい

まずEdgeを試し、不満がある場合だけ専用ソフトへ進めば、不要なソフトを増やさずに済みます。

一話が終わったら自動的に次話へ進むとは限らない

Web小説を「のんびり聞き続けたい」ときに注意したいのがエピソード間の移動です。読み上げ機能は基本的に現在表示されているWebページを対象としているため、一話を最後まで読んだからといって、必ず次話へ自動移動して読み上げを継続するとは限りません。

サイトのページ構造や読み上げ機能の仕様も変更されることがあるため、「カクヨムなら必ず全話を連続再生できる」とは考えない方がよいでしょう。一話が終わったところで次のエピソードを開き、再度読み上げを開始する操作が必要になる場合があります。

それでもスマートフォンのスクリーンリーダーで画面上の記号や操作項目を大量に読み上げてしまう状態と比較すると、Web本文向けの読み上げ機能の方が聞きやすくなる可能性があります。

小説本文が読み上げられないときのチェックポイント

Edgeでも本文をうまく読んでくれない場合は、次の項目を順番に確認してみましょう。

  • ページを完全に読み込んでから読み上げを開始する
  • 読みたいエピソード単体のページを開く
  • 本文付近をクリックしてから読み上げを開始する
  • 本文を選択して読み取りモードで開いてみる
  • F9でReading modeが利用できるか確認する
  • Edgeを最新版へ更新する
  • 別の作品ページでも同じ症状になるか確認する

特定サイトだけで読み上げがおかしい場合は、そのサイトのページ構造との相性である可能性があります。すべてのサイトで同じ症状が出るなら、ブラウザーや音声設定側を確認した方がよいでしょう。

Windows 10を使い続ける場合はサポート終了にも注意

Windows 10については重要な注意点があります。Microsoftによる通常サポートは2025年10月14日に終了しました。パソコンそのものが突然使えなくなるわけではありませんが、通常のWindows 10環境ではセキュリティ更新などが提供されなくなっています。Microsoft「Windows 10サポート終了」[参照]

Web小説の読み上げ機能とは直接関係ありませんが、インターネット閲覧に使うPCではセキュリティが重要です。対応PCならWindows 11への移行を検討し、Windows 10を継続利用する場合はMicrosoftが案内する拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)など、現在提供されている選択肢を公式情報で確認しましょう。

なお、EdgeのReading modeや読み上げという考え方はWindows 11でも利用できるため、OSを移行した後も同様の用途に活用できます。

まとめ|カクヨムの音読ならまずEdgeの無料読み上げを試そう

Windows 10でカクヨムなどの小説を音声で聞きたい場合、Windows+Ctrl+Enterで起動するナレーターだけにこだわる必要はありません。ナレーターはWindows全体を操作するためのスクリーンリーダーなので、小説本文だけを読みたい用途では思った位置から読んでくれないことがあります。

最初に試したいのはMicrosoft Edgeの「音声で読み上げ」です。Edgeで小説ページを開き、右クリックから「音声で読み上げ」を選ぶか、Windows版ではCtrl+Shift+Uを使って開始できます。本文以外を多く読んでしまう場合は、F9のReading modeや、本文を選択して読み取りモードで開く方法を組み合わせると改善する可能性があります。

それでも記号の読み上げなどが気になる場合は、Balabolkaのようなテキスト読み上げソフトへ文章をコピーし、個人的に聞くために不要な記号を整理してから読み上げる方法もあります。まずは追加費用もインストールも必要ないEdgeを試し、その結果に応じて専用ソフトを検討するのが分かりやすい順番です。

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