Windowsでメモリ使用率が突然90%超になる原因は?エクスプローラー再起動で下がる理由と対処法

Windows 全般

Windowsパソコンを使っていると、重いゲームや動画編集ソフトを起動していないにもかかわらず、メモリ使用率が突然90%以上になることがあります。特に、Windowsのエクスプローラーを再起動した直後にメモリ使用率が大幅に下がった場合、エクスプローラー本体や連携するソフト、シェル拡張などが関係している可能性があります。

ただし、メモリ使用率が高いという事実だけでWindowsの故障や不具合と断定することはできません。Windowsは空いているメモリをキャッシュなどにも活用するため、タスクマネージャーの数値を詳しく確認しながら原因を切り分けることが重要です。

32GBのメモリで使用率93%は正常なのか

32GB搭載PCでメモリ使用率が93%なら、単純計算では約30GB近くが使用中となるため、重いアプリを利用していない状態としてはかなり高い数値です。ただし、タスクマネージャーの「プロセス」画面に表示される各アプリのメモリ使用量を足しただけでは、全体の使用量と一致しない場合があります。

Windowsではアプリだけでなく、OSのカーネル、ドライバー、キャッシュ、メモリ圧縮、バックグラウンドサービスなどもRAMを利用します。そのため、まずは「タスク マネージャー」→「パフォーマンス」→「メモリ」を開き、「使用中」「利用可能」「コミット済み」「キャッシュ済み」「ページプール」「非ページプール」などの値を確認すると原因を絞り込みやすくなります。

何もしていないのに90%前後まで上昇し、その状態が繰り返される場合は、単なるWindowsのキャッシュ利用ではなく、特定のプロセスやドライバーなどでメモリ使用量が増え続けている可能性も考える必要があります。

エクスプローラー再起動でメモリ使用率が一気に下がる理由

Windowsの「エクスプローラー(explorer.exe)」は、フォルダーを表示するだけのアプリではありません。デスクトップ、タスクバー、スタートメニュー周辺など、Windowsのユーザーインターフェースに深く関係する重要なプロセスです。

エクスプローラーを再起動するとexplorer.exeのプロセスがいったん終了して新しく起動されます。そのため、エクスプローラー自身やエクスプローラーに読み込まれていた一部の機能が大量のメモリを保持していた場合、それが解放されて使用率が大きく下がることがあります。

例えば、32GBのPCで使用率93%だったものがエクスプローラー再起動後に50%程度まで下がったのであれば、10GB以上に相当する大きな変化です。このようなケースでは、単純に「メモリが32GBでは足りない」と考えるより、何がメモリを保持していたのかを調べる価値があります。

explorer.exe以外のソフトが原因になることもある

エクスプローラー再起動で改善したからといって、必ずしもWindowsのexplorer.exeそのものにバグがあるとは限りません。Windowsでは他社製ソフトが「シェル拡張」と呼ばれる仕組みなどを通じてエクスプローラーに機能を追加することがあります。

代表的なものには、クラウドストレージの同期機能、圧縮・解凍ソフト、セキュリティソフト、右クリックメニューを追加するソフト、画像・動画のサムネイルを生成する機能などがあります。こうした機能に問題が発生すると、エクスプローラーを利用しているうちにメモリ使用量が増える場合があります。

例えば、大量の画像や動画が保存されたフォルダーを開いた後から異常にメモリが増えるのであれば、サムネイル生成や関連するコーデックなども確認候補になります。一方、特定のクラウドフォルダーを操作した後に発生するなら、その同期ソフトとの関連も疑えます。

メモリリークの可能性も確認する

使用し終わったメモリが適切に解放されず、時間の経過とともに使用量が増え続ける現象は一般に「メモリリーク」と呼ばれます。PCを起動した直後は40%程度なのに、数時間から数日利用すると80%、90%と増え、再起動すると元に戻るような場合は確認しておきたいポイントです。

ただし、「メモリ使用率が高い=メモリリーク」とは限りません。Windowsのキャッシュ、仮想マシン、ブラウザー、常駐アプリなどが正当にメモリを使用しているケースもあるため、使用率の推移と各プロセスの使用量を合わせて観察する必要があります。

特に重要なのは、同じ操作をすると毎回再現するかどうかです。「特定のフォルダーを開く→数時間後にメモリが急増→エクスプローラー再起動で解消」のように再現条件が見つかれば、原因の特定がかなり容易になります。

原因を調べるために確認したいポイント

同じ症状が再発した場合、すぐにエクスプローラーを再起動する前にタスクマネージャーで状態を記録しておくと役立ちます。プロセスをメモリ使用量順に並べ、explorer.exeやブラウザー、ゲームランチャー、クラウド同期ソフトなどがどの程度使用しているか確認します。

さらに「パフォーマンス」→「メモリ」で全体の状態を確認します。必要であればWindows標準の「リソース モニター」も利用すると、より詳しくメモリの使用状況を調べられます。

  • PC起動直後のメモリ使用率を記録する
  • 異常発生時の使用率を記録する
  • タスクマネージャーをメモリ使用量順に並べる
  • explorer.exeの使用量を確認する
  • ページプール・非ページプールが極端に大きくないか確認する
  • 直前に開いたフォルダーや使用したソフトを記録する
  • エクスプローラー再起動前後の数値を比較する

例えば「起動直後40%→半日後93%→explorer.exe再起動後50%」というように記録しておけば、一時的な現象なのか、継続的に増えているのか判断しやすくなります。

再発する場合に試したい対処法

一度だけ発生して再発しない場合は、一時的なプロセスの異常だった可能性もあります。しかし何度も繰り返す場合は、Windows Updateを適用してOSを最新状態にし、利用しているアプリやデバイスドライバーについても更新を確認するのが基本です。

最近インストールした常駐ソフト、エクスプローラーの右クリックメニューを追加するアプリ、クラウドストレージ、圧縮ソフトなどがある場合は、それらを導入した時期と症状が始まった時期が一致していないか確認します。

Windows自体のシステムファイル破損が疑われる場合には、管理者権限のターミナルやコマンドプロンプトから「sfc /scannow」などWindows標準の修復機能を利用する方法もあります。ただし、原因を特定しやすくするため、可能なら異常発生時の状態を記録してから対処するのがおすすめです。

エクスプローラー再起動は応急処置として有効

エクスプローラーを再起動してメモリ使用量が正常な範囲に戻り、その後問題なく利用できるのであれば、応急処置としては有効です。PC全体を再起動するより短時間で済むため、一時的なexplorer.exeの異常を解消する方法として利用できます。

一方で、毎日のように90%以上になって再起動が必要になるなら、エクスプローラーを再起動し続けるだけでは根本的な解決になりません。Windows本体、シェル拡張、ドライバー、常駐ソフトなどのどこでメモリが増えているのかを切り分けることが重要です。

「エクスプローラーを再起動したら直った」という事実は、原因調査において重要な手掛かりです。再発時には再起動する前のメモリ状況を記録しておくと、より正確に原因を追跡できます。

まとめ

32GBのメモリを搭載したPCで、特に重いアプリを使っていないのに使用率が93%まで上昇する状態が繰り返されるなら、原因を調べておく価値があります。エクスプローラーの再起動によって使用率が40ポイント以上低下する場合、explorer.exeまたはそこに関連する機能が影響している可能性があります。

ただし、これだけでWindows自体の不具合と断定することはできません。シェル拡張、クラウド同期ソフト、サムネイル生成、ドライバー、常駐アプリなど、複数の原因が考えられます。

再発したときは、タスクマネージャーの「プロセス」と「パフォーマンス→メモリ」の状態を確認し、再起動前後の数値を記録してみましょう。発生条件を少しずつ絞り込むことが、メモリ使用率が異常に高くなる原因を突き止める近道です。

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