Excelで名前ごとに身長と体重の折れ線グラフを自動作成する方法|散布図で複数系列を表示する手順

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Excelで人物ごとのデータから、体重を横軸、身長を縦軸にしたグラフを作成したい場合、単純な折れ線グラフでは思ったような表示にならないことがあります。特に名前ごとに複数の線を自動作成したい場合は、データの整理方法とグラフ種類の選択が重要です。この記事では、大量のデータがある場合でも効率的に3本、10本、100本と系列を作成できるExcelでの方法を解説します。

Excelで身長と体重の関係を見るなら折れ線グラフより散布図が適している

今回のように横軸を体重、縦軸を身長にする場合、Excelでは通常の折れ線グラフではなく「散布図」を使用するのが適しています。

折れ線グラフは基本的に項目の順番を横軸として扱います。そのため、体重の数値を正確な位置関係として表示したい場合には向いていません。

例えば、体重20kg、25kg、30kgというデータを扱う場合、散布図なら20、25、30という数値の間隔を正しく反映できます。身長と体重のような2つの数値の関係を見る場合は散布図が基本になります。

データをExcelで扱いやすい形式に整理する

まず、元データは以下のような形式で準備します。

名前 身長 体重
太郎 80 20
太郎 85 21
太郎 90 25
次郎 70 20
次郎 80 25
三郎 98 30

ただし、このままではExcelのグラフ機能は名前ごとの線として自動分類してくれません。そのため、名前ごとに身長と体重の列を分ける必要があります。

例えば以下のような形にすると、グラフ作成が簡単になります。

太郎体重 太郎身長 次郎体重 次郎身長 三郎体重 三郎身長
20 80 20 70 30 98
21 85 25 80 31 99
25 90

散布図で名前ごとの3本の線を作成する方法

データを整理したら、以下の手順でグラフを作成します。

  1. 「挿入」タブをクリックする
  2. 「散布図」を選択する
  3. 「直線とマーカー付き散布図」を選択する
  4. グラフを右クリックして「データの選択」を開く
  5. 名前ごとに系列を追加する

系列の設定では、Xの値に体重、Yの値に身長を指定します。

例えば太郎の場合、Xの値は20、21、25、Yの値は80、85、90になります。この設定を次郎、三郎にも追加すると、それぞれ別の線として表示できます。

大量データの場合はピボットテーブルやPower Queryを利用する

人数が数百人、測定回数が何千件もある場合、手作業で系列を追加する方法では限界があります。その場合はExcelの機能を使って自動化できます。

代表的な方法として、Power Queryを使って「名前ごとのデータ整理」を自動化する方法があります。元データを追加するだけで、名前別のグラフ用データを作成できます。

また、Excel VBAを利用すれば、名前一覧を取得して自動的に散布図の系列を追加することも可能です。データ数が多い業務用途では、この方法が効率的です。

Excel関数を使ってグラフ用データを自動抽出する方法

比較的新しいExcelでは、FILTER関数を利用すると名前ごとのデータ抽出を自動化できます。

例えば、セルに「太郎」と入力しておけば、その名前に一致する体重と身長だけを自動表示できます。

例として「=FILTER(B2:C100,A2:A100=F1)」のような式を使うことで、F1セルに入力した名前のデータだけを取り出せます。この結果をグラフの元データにすれば、名前を変更するだけで表示内容を切り替えられます。

自動化するならグラフよりデータ構造が重要

大量のデータを扱う場合、重要なのはグラフ操作よりも元データの管理方法です。

名前、測定日、身長、体重のように縦方向にデータを追加していく形式は、Excelでは最も管理しやすい形式です。その後、Power Queryやピボットテーブルで必要な形に変換すると効率的です。

最初からグラフ用に横へ広げた表を作るより、元データは縦持ちで保存し、必要な時だけグラフ用に変換する方法がおすすめです。

まとめ

Excelで体重を横軸、身長を縦軸にして名前ごとの線を自動表示したい場合は、折れ線グラフではなく散布図を利用するのが適しています。

少ないデータなら名前ごとに系列を作成すれば簡単ですが、データ数が多い場合はPower Query、FILTER関数、VBAなどを利用すると自動化できます。

特に大量データを扱う場合は、グラフ作成の前にデータを整理しやすい形で管理することが、効率的なExcel運用につながります。

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