Excelで複数の折れ線グラフを作成していると、ある日付だけ一部の系列にデータが存在しないケースがあります。その場合、存在するデータだけをプロットして線をつなぎたいことがあります。この記事では、Excelの折れ線グラフで欠損データをどのように扱うか、特定の系列だけ表示する方法や設定のポイントについて解説します。
Excelの折れ線グラフでは欠損データの扱いを変更できる
Excelの折れ線グラフでは、データが空白になっている部分をどのように表示するか設定できます。初期設定では、空白セルを線の切れ目として表示する場合がありますが、設定を変更することで前後の点を線で結ぶことが可能です。
例えば、A・B・C・D・Eという5種類のデータ系列があり、8月16日のデータがAだけ存在する場合でも、B~Eの空白部分をどのように扱うかを指定できます。
ただし、Excelの仕様上「その日だけ存在するAのデータを自動的に認識し、B~Eだけ完全に無視する」というよりは、各系列の空白セルの表示方法を設定する形になります。
空白セルを無視して線をつなぐ設定方法
欠損しているデータ部分を飛ばして折れ線をつなぎたい場合は、グラフの設定から変更できます。
設定手順は以下の通りです。
- 作成した折れ線グラフをクリックする
- グラフの「デザイン」タブを開く
- 「データの選択」をクリックする
- 左下の「非表示および空白のセル」を選択する
- 「データ要素を線で結ぶ」を選択する
この設定にすると、途中に空白セルがあっても、その系列では前後のデータ点を線で結んで表示できます。
例えばA系列が8月15日と8月17日にデータがあり、8月16日が空白の場合でも、Aだけは自然な折れ線として表示できます。
B~Eの系列を表示させたくない場合の考え方
質問のように、ある日付にAだけデータがあり、B~Eにはデータがない場合、B~Eを無理に表示する必要がないケースもあります。
その場合は、グラフ元データの作り方を工夫すると管理しやすくなります。
- 存在しないデータは空白セルにする
- 0を入力しない
- 必要な系列だけグラフ対象にする
- 不要な系列はグラフから一時的に非表示にする
例えば売上データで、A商品だけ8月16日に販売実績があり、B~E商品が販売されていない場合、B~Eに「0」を入力するとグラフ上では0地点に線が伸びてしまいます。そのため、未入力と0は使い分けることが重要です。
空白セルと0入力ではグラフ表示が変わる
Excelでは、セルが空白の場合と0が入力されている場合で折れ線グラフの動きが変わります。
| データ状態 | グラフ表示 |
|---|---|
| 空白セル | 設定によって線をつなぐ、または途切れさせる |
| 0が入力されている | 0地点まで線が下がって表示される |
| 非表示セル | 設定によって扱いを変更可能 |
例えば、測定データが存在しない日を「0」と入力してしまうと、実際には測定していないのに数値が急落したようなグラフになります。
データが存在しないことを表したい場合は、空白セルのまま管理するほうが適切です。
系列ごとに表示を調整する方法
複数系列のグラフでは、系列ごとにデータの有無が異なることがあります。その場合は、元データを整理してからグラフを作成すると希望に近い表示になります。
例えば以下のような表を作成します。
| 日付 | A | B | C |
|---|---|---|---|
| 8/15 | 10 | 20 | 15 |
| 8/16 | 12 | ||
| 8/17 | 14 | 22 | 18 |
このようにBやCを空白にしておけば、Excel側の設定によって不要な線の表示を防ぐことができます。
また、グラフ右上のフィルター機能を使えば、必要な系列だけ表示することもできます。
まとめ
Excelの折れ線グラフでは、複数の系列のうち一部だけデータが存在する場合でも、空白セルの扱いを設定することで見やすいグラフを作成できます。
ポイントは、存在しないデータを0として入力しないことです。データがない場合は空白にしておき、グラフ設定で「データ要素を線で結ぶ」などの表示方法を選択すると自然な折れ線になります。
複数のデータ系列を比較するグラフでは、元データの作り方と空白セルの扱いが見やすさを大きく左右します。目的に合わせて設定を調整することで、必要なデータだけを正確に表示できるグラフを作成できます。


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