表計算準1級の問題では、別のデータ表から必要な情報を検索し、その結果を使って計算する形式がよく出題されます。「売価=定価×0.8」のような問題では、まず仕入データ表から定価を取得し、その金額に0.8を掛けるという2段階の処理が必要です。この記事では、VLOOKUP関数を使って定価を参照し、売価を求める基本的な解き方を分かりやすく解説します。
売価を求める問題の考え方
「売価=定価×0.8」という式は、定価が分かれば売価を計算できるという意味です。しかし、問題では定価が現在の表に直接入力されておらず、仕入データ表など別の表から探す必要があります。
そのため、処理の流れは以下のようになります。
- 商品コードを使って仕入データ表から定価を探す
- 取得した定価に0.8を掛ける
- 計算結果を売価欄に表示する
Excelでは、このような別表からデータを取得する処理にVLOOKUP関数を使用します。
VLOOKUP関数で定価を取得する方法
VLOOKUP関数は、指定した表の中から検索値を探し、同じ行にある別の情報を取得する関数です。
基本の書式は以下になります。
=VLOOKUP(検索値,検索範囲,列番号,FALSE)
それぞれの意味は次の通りです。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 検索値 | 探したい商品コードなど |
| 検索範囲 | 仕入データ表の範囲 |
| 列番号 | 取得したいデータが範囲内の何列目か |
| FALSE | 完全一致で検索する指定 |
例えば、商品コードがA2セルにあり、仕入データ表のF4:L100から定価を取得する場合は、次のような式になります。
=VLOOKUP(A2,仕入データ表!F4:L100,7,FALSE)
VLOOKUPの結果に0.8を掛けて売価を計算する
定価を取得できたら、その結果に0.8を掛ければ売価になります。Excelでは、VLOOKUP関数の後ろに計算式を追加できます。
完成する式の例は以下です。
=VLOOKUP(A2,仕入データ表!F4:L100,7,FALSE)*0.8
この式では、最初にVLOOKUPで定価を取得し、その取得した数字に0.8を掛けています。
例えば、仕入データ表から定価5000円を取得した場合、計算は以下のようになります。
5000×0.8=4000
この場合、売価セルには4000円と表示されます。
VLOOKUPで間違いやすいポイント
表計算準1級では、関数の書き方だけでなく、参照範囲の指定ミスがよく発生します。特に注意したいポイントは、VLOOKUPの検索列は指定範囲の一番左側でなければならないことです。
例えば、商品コードがF列にあり、定価がL列にある場合、範囲はF列からL列まで指定します。途中の列から指定すると正しく検索できません。
また、列番号はExcel全体の列番号ではなく、VLOOKUPで指定した範囲内で数える点にも注意が必要です。
F列からL列までの場合、数え方は以下になります。
| 列 | 番号 |
|---|---|
| F列 | 1 |
| G列 | 2 |
| H列 | 3 |
| I列 | 4 |
| J列 | 5 |
| K列 | 6 |
| L列 | 7 |
表計算準1級で覚えておきたい解法手順
試験問題を解く際は、いきなり関数を入力するのではなく、どの情報が必要なのかを整理するとミスを減らせます。
おすすめの手順は以下です。
- 売価を求めるために必要な定価を確認する
- 定価がどの表にあるか確認する
- 検索するキー(商品コードなど)を確認する
- VLOOKUPで定価を取得する
- 取得結果に0.8を掛ける
例えば、商品一覧表に商品コードだけがあり、価格情報が別の仕入データ表にある場合、VLOOKUPで価格を呼び出してから計算するという流れになります。
VLOOKUP以外の方法について
現在のExcelでは、VLOOKUP以外にもXLOOKUPなどの新しい検索関数があります。しかし、表計算準1級などの試験ではVLOOKUPが指定されることが多いため、基本操作を理解しておくことが重要です。
実務でも古いExcelファイルではVLOOKUPが多く使われています。検索値、範囲、列番号の関係を理解しておけば、さまざまなデータ処理に応用できます。
まとめ
「売価=定価×0.8」の問題では、まず仕入データ表からVLOOKUP関数で定価を取得し、その結果に0.8を掛けることで答えを求められます。
基本的な式は「=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,FALSE)*0.8」です。解けない場合は、検索範囲の左端、列番号、商品コードの形式を確認しましょう。
VLOOKUPの仕組みを理解すると、表計算準1級の問題だけでなく、実際の業務での商品管理や売上計算にも役立てることができます。

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