DaVinci Resolveで動画編集をしていると、クリップを単純に2倍速や3倍速にするだけではなく、「編集点間を10秒ぴったりに収めたい」という場面があります。しかし、速度倍率を手動で調整すると何度も微調整が必要になり、作業効率が下がってしまいます。この記事では、DaVinci Resolveで素材を指定した長さに合わせて倍速編集する方法や、効率よく時間調整するためのポイントを解説します。
DaVinci Resolveの通常の倍速変更では秒数指定はできない
DaVinci Resolveの基本的な速度変更機能では、クリップを選択して「速度変更」から50%や200%など倍率を指定します。
この方法では再生速度を変更することはできますが、「変更後の長さを10秒にする」というような時間指定を直接入力することはできません。
そのため、例えば15秒の動画を10秒にしたい場合、150%程度に設定して確認し、長さがずれていれば再度調整するという作業が必要になります。
リタイムコントロールを使ってクリップの長さを調整する方法
指定した秒数に合わせたい場合は、「リタイムコントロール」機能を利用すると便利です。
タイムライン上で対象クリップを右クリックし、「リタイムコントロール」を選択すると、クリップ上に速度調整用のバーが表示されます。
この状態でクリップの終端をドラッグすると、DaVinci Resolveが自動的に速度を調整しながら長さを変更できます。
例えば15秒の素材を10秒にしたい場合、クリップの長さを10秒になる位置まで縮めることで、自動的に約150%の速度になります。
「リタイムカーブ」を使った細かい速度調整
一定速度の倍速ではなく、部分的に速度を変化させたい場合はリタイムカーブが役立ちます。
リタイムカーブでは、動画の区間ごとに速度を変更できるため、冒頭は通常速度、途中だけ倍速、最後はゆっくり戻すといった演出が可能です。
ただし、単純に編集点間を10秒に合わせたい場合は、リタイムコントロールによる速度変更のほうが簡単です。
クリップの長さを正確に合わせるための便利な方法
秒数を指定して編集したい場合は、タイムライン上でクリップの長さを確認しながら調整する方法がおすすめです。
例えば、BGMの区切りやナレーションの長さに合わせたい場合は、先にタイムライン上で10秒の範囲を作成し、その範囲に収まるようにリタイム調整を行います。
また、インスペクタの「速度変更」設定で倍率を確認すると、現在どの程度の速度になっているか把握できます。
フレームレートによる長さの違いにも注意する
動画の長さを合わせる際には、素材のフレームレートにも注意が必要です。異なるフレームレートの素材を使用すると、表示上の時間や動きの滑らかさに影響する場合があります。
例えば30fpsの動画と60fpsの動画を混在させる場合、速度変更後の見え方が変化することがあります。
正確な時間合わせが必要な映像制作では、タイムライン設定と素材のフレームレートを事前に確認しておくとトラブルを防げます。
まとめ
DaVinci Resolveでは、通常の速度変更機能だけでは「変更後10秒」のような直接的な秒数指定はできません。
しかし、リタイムコントロールを利用すれば、クリップの長さを基準にして自動的に速度を調整できるため、倍率を何度も変更する手間を減らせます。
決まった時間内に映像を収めたい編集では、速度倍率を調整するよりも、まず完成後の長さを決めてからリタイム機能で合わせる方法が効率的です。


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