HandBrakeはCPUおよびGPUによる動画エンコードをサポートしていますが、NVIDIA NVENCを有効にしてもGPUがほとんど使用されず、CPU負荷だけが高い状況はよく報告されます。この記事では、その原因と設定の見直し方法を解説します。
NVENCがほぼ動作しない原因
CPU使用率は高いのにGPU使用率が低い主な理由は以下です。
- HandBrakeでエンコードプリセットがCPUベースのx264になっている
- 入力ファイルの形式やコーデックがNVENCに非対応
- GPUのドライバが最新でない、または互換性の問題
- HandBrakeのNVENC設定が正しく適用されていない
特にISOファイルの場合、HandBrakeはまずファイルをデコードする処理にCPUを使うため、GPUエンコードが開始される前にCPU負荷が高くなります。
NVENCを正しく有効にする方法
Windows 10環境でGTX 1080 Tiを活かすための手順です。
- HandBrakeを最新版に更新する
- 出力設定でエンコーダーを「H.264 (NVENC)」または「H.265 (NVENC)」に変更する
- ISOを読み込む際、HandBrakeのデコーダが対応しているか確認する
- 必要に応じてドライバを最新のNVIDIA Studio Driverに更新する
注意点
- NVENCは高速ですが、画質調整の自由度はCPUエンコード(x264/x265)より限定される
- GPUエンコードは小さい動画や短いクリップではCPU負荷が目立つ場合がある
- NVENCは複数の同時エンコードに対応していますが、ISOの読み込みやフィルタ処理はCPU依存
まとめ
HandBrakeでGPUエンコードを有効にするには、エンコーダー設定をNVENCに変更し、ドライバやHandBrakeのバージョンを最新にすることが重要です。ISOファイルのデコード時はCPU負荷が高くなるのは正常な挙動で、GPU使用率が低く見えることがあります。設定を見直すことで、GTX 1080 Tiを活かした高速エンコードが可能になります。


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