図脳RAPIDPROで1/200縮尺図面を印刷する方法|CADは1/1作図が基本な理由も解説

CAD

2D CADを使い始めたばかりの頃に多くの人が迷うのが、「CAD上で縮尺をどう設定するのか」という問題です。特にA3用紙へ1/200スケールで印刷し、その上から縮尺定規を使って手書き加筆したい場合、「作図時に1/200にするのか」「印刷時に縮小するのか」で混乱しやすくなります。この記事では、図脳RAPIDPRO23を例に、CADにおける基本的な縮尺の考え方と、1/200で正しく印刷する方法を整理します。

CADでは基本的に1/1で作図する

まず最も重要なのが、CADでは通常「実寸」で作図するという考え方です。

例えば5m×3mの長方形なら、CAD上ではそのまま「5000mm×3000mm」で描きます。

作図段階で1/200に縮小して描くわけではありません。

そのため、図面縮尺を1/200設定で直接作図すると、質問のように「めちゃくちゃ小さい図面」になります。

CADでは以下のように考えるのが基本です。

項目 設定
作図 1/1(実寸)
印刷 1/200へ縮小
寸法値 実寸表示

なぜ1/1作図が基本なのか

CADは本来、「正確な寸法データ」を扱うためのソフトです。

もし最初から1/200で描いてしまうと、寸法入力や修正が非常にややこしくなります。

例えば実際には5m必要なのに、1/200換算で25mmとして入力するような状態になります。

これでは以下の問題が発生しやすくなります。

  • 寸法ミスが増える
  • 後から修正しづらい
  • 他図面と整合性が取れない
  • 縮尺変更時に破綻しやすい

そのため、建築CAD・機械CAD・土木CADなどほぼ全てで「実寸作図」が基本になっています。

1/200で印刷する考え方

1/200縮尺とは、「実際の200mmを紙上1mmで表現する」という意味です。

例えば5m(5000mm)の長方形なら、紙に印刷されるサイズは以下になります。

5000 ÷ 200 = 25mm

つまり、CAD上では5000mmで描いておき、印刷時に25mmになるよう縮小します。

これによって、印刷後に1/200スケール定規を当てれば、手書き寸法や追記が正しく行えます。

図脳RAPIDPRO23で確認したい印刷設定

図脳RAPIDPROでは、作図設定ではなく「印刷設定」側で縮尺を指定するケースが一般的です。

印刷時に以下のような項目を探します。

  • 作図倍率
  • 印刷倍率
  • 縮尺
  • 用紙に合わせる

特に「用紙に合わせる」がONだと、自動拡大縮小されてしまう場合があります。

その場合、正しい1/200にならないことがあるため注意が必要です。

印刷ダイアログで「倍率 1:200」や「0.5%」のような指定ができる場合があります。

[参照]

A3用紙に収まるかも重要

1/200で印刷する場合、そもそもA3サイズへ収まるかも確認が必要です。

A3用紙サイズは297mm×420mmです。

例えば建物全体が50mある場合、1/200でも紙上250mmになるため、余白や図枠を考えるとギリギリになることがあります。

その場合は以下を検討します。

  • 用紙サイズをA2へ変更
  • 縮尺を1/250へ変更
  • 図面を分割する

CADでは「縮尺」と「用紙サイズ」はセットで考えるのが基本です。

手書き加筆する場合のコツ

印刷後にスケール定規を使って手書きする場合、必ず「実際に縮尺が合っているか」を確認するのがおすすめです。

例えばCAD上で10000mmの線を描き、印刷後に50mmになっていれば、1/200が正しく出ています。

最初に試し印刷して検尺することで、プリンタ側の自動拡縮ミスに気づきやすくなります。

特にPDF出力経由の場合、「ページに合わせる」が自動ONになることがあるため注意が必要です。

まとめ

図脳RAPIDPRO23で1/200縮尺図面を作る場合、CAD上では1/1の実寸で作図し、印刷時に1/200へ縮小するのが基本です。

5m×3mの図形なら、5000mm×3000mmで描き、印刷設定側で1/200縮尺を指定します。

また、「用紙に合わせる」設定やPDF印刷時の自動拡縮によって縮尺が狂うケースもあるため、試し印刷してスケール確認するのがおすすめです。CADでは「実寸作図+印刷縮尺」が基本になるため、最初にこの考え方を理解しておくと今後かなり作業しやすくなります。

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