IllustratorとPhotoshopでA4サイズのデータをやり取りする際、300dpiで設定してもサイズが合わないことがあります。これは解像度だけでなく、単位設定やアートボード、書き出し方法など複数の要因が関係しています。この記事では、両ソフト間でサイズを正確に合わせる方法を解説します。
単位設定とアートボードの確認
Illustratorはアートボードの単位をmmやcmで設定できます。一方、Photoshopはピクセル単位でキャンバスサイズを管理しています。A4サイズをピクセル換算する際、解像度(dpi)が正確でないと誤差が生じます。
例えば、A4(210×297mm)を300dpiでピクセルに換算すると、2480×3508pxになります。Photoshopでこのピクセル数を正確に指定することが重要です。
書き出し形式の違い
IllustratorからPhotoshopにデータを渡す際、ファイル形式によってサイズが変わることがあります。特にPSDやTIFFに書き出す際は「解像度」「カラーモード」「アートボードサイズ」の設定を確認してください。
ベクターデータをラスタライズする場合も、解像度設定がズレると最終的なサイズが微妙に変わります。
ラスタライズ時の注意点
IllustratorのベクターデータをPhotoshopで使用する場合、ラスタライズが必要です。この時、解像度を300dpiに設定しても、アートボード外の余白やアンカーポイントの位置によって実際の画像サイズが変わることがあります。
書き出す前にアートボードに正確に収まっているか確認し、必要に応じてトリミングしておきましょう。
カラー設定とスケールの影響
両ソフトでカラープロファイルやスケール設定が異なる場合、見た目だけでなく印刷サイズにも影響することがあります。特にCMYKとRGBの変換時は、解像度やスケールを再確認することが重要です。
ファイルを受け渡す際は、同じカラープロファイルと解像度を維持することで、サイズズレを最小限に抑えられます。
まとめ
IllustratorとPhotoshop間でA4サイズが合わない原因は、単位設定、アートボードサイズ、書き出し形式、ラスタライズ時の解像度、カラー設定の違いなど複数あります。
正確にサイズを合わせるには、A4のピクセル換算、アートボード確認、書き出し時の解像度設定、ラスタライズ前のトリミング、カラープロファイルの統一を行うことが重要です。


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