Adobe StockにIllustratorファイルをアップロードする際、ベクターファイルにラスター要素が含まれている、JPEGプレビューの解像度や圧縮率が不適切などで審査に落ちるケースがあります。この記事では、よくある審査落ちの原因と承認されやすいファイル作成のポイントを解説します。
ベクターファイルに含めてはいけない要素
Adobe Stockでは、ベクターデータとしてアップロードする際にラスター/ビットマップ画像を含めることは基本的に禁止されています。ドロップシャドウや光彩などのエフェクトも条件によってはベクター化されずラスタライズされるため、審査落ちの原因となることがあります。
実例として、効果パネルでドロップシャドウを適用した場合、効果がラスタライズされベクター要素として認識されず、審査で「ラスター画像が含まれている」と判定されることがあります。
JPEGプレビューの解像度と圧縮率
Adobe Stockはアップロード時にJPEGプレビューを自動生成しますが、解像度が5,000×3,000ピクセル未満や圧縮率が高すぎると、プレビューにノイズやテクスチャ問題が発生し、審査落ちにつながります。
対応策としては、Illustratorから書き出す際に十分な解像度(5,000×3,000以上)を確保し、アンチエイリアスを有効にすることで、線の荒れやジャギーを防ぐことができます。
ラスタライズされたオブジェクトの扱い
一部のラスタライズ画像やビットマップ要素が含まれていても審査に通るケースがあります。これは、ファイル全体のベクター比率や品質、プレビューの問題の有無に左右されます。ただし、全てのラスタライズオブジェクトが承認されるわけではなく、予測が難しい部分もあります。
ポイントとして、ラスタライズの使用は最小限に抑え、可能な限りベクターで構築することが安全です。
承認されやすいベクターファイルの作り方
審査を通すための具体策は次の通りです。
- ドロップシャドウや光彩などはベクター化または可能な限り省略する
- JPEGプレビューの解像度を5,000×3,000以上に設定
- アンチエイリアスを有効にして線を滑らかに
- ラスタライズ要素を極力減らす
- Illustrator CS6以降のネイティブ形式で保存
まとめ
Adobe Stockの審査に通るベクターファイルを作るには、ラスター要素を含めず、プレビュー用JPEGの解像度やアンチエイリアスを適切に設定することが重要です。ドロップシャドウや光彩などの効果は必要に応じてベクター化し、ラスタライズは最小限に抑えることで、承認されやすいファイルを作成できます。詳しい解説や公式ガイドも併せて確認することをおすすめします。

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