Illustratorでドロップシャドウ効果を使ったデザインをPDFに書き出して印刷する際、シャドウの周りに四角形が出てしまう問題は、印刷時に多くのユーザーが直面するトラブルです。この記事では、原因や対策方法、プリントパックなどの印刷サービスへの入稿時の注意点を解説します。
ドロップシャドウがPDFで四角になる原因
この現象は、Illustratorのドロップシャドウがラスター効果であることと、PDF書き出し時の透明部分処理の関係が原因です。特に印刷用PDFでは、透明や効果のあるオブジェクトが正しくラスタライズされないと、周囲に白い四角形が現れることがあります。
アクロバットリーダーで「画像として印刷」にチェックを入れると四角が消えるのは、プリント時に全ての透明効果がラスタライズされ、正しく出力されるためです。
PDF入稿時の推奨設定
印刷会社にPDFを入稿する場合、ドロップシャドウなどの透明効果を含むオブジェクトは、PDF保存時に「透明を保持」ではなく「透明を分割・ラスタライズ」する設定が推奨されます。
Illustratorでは「ファイル」→「別名で保存」→PDF形式を選択し、PDF保存オプションで「高品質印刷」や「PDF/X-4」形式を使用することで、透明効果が正しく出力される場合があります。
プリントパックへの入稿時の注意
プリントパックなどの商業印刷では、透明効果を含むデータは事前にラスタライズしておくと安心です。四角が出ないことを確認するには、入稿前にPDFをAcrobatでプレビューし、透明オブジェクトの表示を確認します。
実際に印刷前に確認することで、入稿後のトラブルや追加修正を防ぐことができます。
実際の対策例
例えば、ドロップシャドウ付きのロゴやテキストを含むデザインでは、透明効果を選択して「ラスタライズ」→「解像度300dpi以上」で処理した後にPDFを書き出すと、印刷時に四角が出ません。
また、Illustratorの最新バージョンを使用することや、PDF/X-4形式で保存することも、透明効果の保持と印刷の安定性に有効です。
まとめ:安全にドロップシャドウを印刷するために
ドロップシャドウ効果を含むIllustratorデザインをPDFで入稿する際は、透明オブジェクトを事前にラスタライズするか、PDF/X-4形式で保存して透明効果を保持することが重要です。
これにより、プリントパックやその他印刷サービスでも、ドロップシャドウの四角形トラブルを防ぎ、意図したデザインを正確に印刷できます。


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