Microsoft 365でPowerPoint単体を法人契約で購入した場合、Office Deployment Tool(ODT)を使用してインストールする必要があります。しかし、Configuration.xmlの設定や手順が正しくないとインストールが失敗することがあります。この記事では、正しいODTの使い方をステップごとに解説します。
1. ODTの準備とファイル構成
まず、ODTをダウンロードし、任意のフォルダ(例:C:\2024)に展開します。展開後、以下の3種類のファイルがあることを確認します:
・setup.exe
・configuration-Office365-x64.xml(サンプル構成ファイル)
・ODT本体のexeファイル
このサンプルファイルをもとに、インストールしたい製品と言語を指定したConfiguration.xmlを作成します。
2. Configuration.xmlの基本設定例
PowerPoint 2024を単体でインストールする場合、Configuration.xmlは以下のように記載します。
<Configuration> <Add OfficeClientEdition="64" Channel="Current"> <Product ID="PowerPoint2024Retail"> <Language ID="ja-jp"/> </Product> </Add> <Display Level="None" AcceptEULA="TRUE" /> <Property Name="AUTOACTIVATE" Value="1" /></Configuration>
重要ポイント:
・Product IDは購入したPowerPointのバージョンに対応したIDを指定すること
・Language IDは日本語の場合は”ja-jp”
・AUTOACTIVATEを設定するとライセンス認証も自動で行えます
3. ダウンロードとインストールのコマンド
管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを順に実行します:
1. ダウンロード
setup.exe /download Configuration.xml
2. インストール
setup.exe /configure Configuration.xml
ダウンロード先はConfiguration.xmlで指定した内容に従って、Officeの公式CDNから取得されます。インストールが開始されると自動でPowerPointがセットアップされます。
4. トラブルシューティング
うまくいかない場合の確認ポイント:
・Configuration.xmlのProduct IDとLanguage IDが正しいか
・既存のOffice製品との競合がないか(必要であれば古いバージョンをアンインストール)
・管理者権限でコマンドを実行しているか
法人契約の場合、Microsoft 365管理センターでライセンスが適用されているかも確認してください。
まとめ
ODTを使ったMicrosoft 365 PowerPointのインストールは、Configuration.xmlの設定が鍵です。Product ID、言語、AUTOACTIVATEなどを正しく設定し、管理者権限でコマンドを実行することで、単体のPowerPoint 2024を問題なくインストールできます。既存のOfficeとの競合やライセンス確認も忘れずに行いましょう。


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