Illustrator 2025/2026でリンク画像配置時にAIファイルが肥大化する問題と対策

Illustrator

Illustrator 2025および2026で、リンク配置したPSD画像を複数枚使用すると、AIファイルが異常に肥大化する現象が報告されています。これはPDF互換保存時に、同じリンク画像が重複してフルデータとして書き込まれることが原因で発生します。本記事では、この問題の概要と実務上の回避策を解説します。

現象の詳細

例えば、1200dpi/3.6MBのPSDファイルを1つリンク配置するとAIファイルは約2MBになりますが、同じPSDを複数配置すると、配置数に比例してAIファイルサイズが増加します。100枚配置した場合、約202MBになる例もあります。

通常、リンク画像は一度だけ参照されるべきですが、PDF互換部分にフルデータが複製されるため、このような肥大化が発生しています。

回避策1:PDF互換をオフにして保存

AIファイルを保存する際、「PDF互換ファイルを作成」のチェックを外すと、PDF互換部分に画像データが重複して書き込まれることを防げます。ただし、他アプリで開く必要がある場合は注意が必要です。

手順:ファイル→別名で保存→Adobe Illustrator形式→「PDF互換ファイルを作成」のチェックを外す。

回避策2:リンク画像を別レイヤーにまとめて統合

複数のリンク画像を使用する場合、レイヤーを整理して統合し、必要に応じてスマートオブジェクト化すると、AIファイル内の冗長データを減らせます。

Illustratorで「オブジェクト→複合パス→作成」を使用し、統合後に配置するとサイズ肥大化の影響を軽減できます。

回避策3:外部配置を活用

PSDをリンクではなく埋め込みでなく、外部ファイルとして管理し、AI内で参照する方法もあります。これにより、複数配置してもAIファイル自体のサイズは大きくなりません。

外部配置にした場合は、PSDファイルを必ず同フォルダに保持し、移動や共有時には注意してください。

まとめ

Illustrator 2025/2026でリンク画像を複数配置するとAIファイルが肥大化する問題は、PDF互換保存時の重複書き込みが原因です。PDF互換をオフにする、リンク画像を統合する、外部配置を活用するなどの対策でファイルサイズを抑えることができます。作業環境や共有方法に応じて、最適な方法を選択してください。

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