Ubuntu 24.04をインストールする際、RHELのようにディスクをLVM(Logical Volume Manager)で細かくマウントポイントを分ける方法について解説します。UbuntuでのLVM設定は、他のディストリビューションと異なる部分もありますが、適切な手順を踏むことで柔軟なパーティション管理が可能です。
1. Ubuntu 24.04でのLVMの利用
Ubuntuでも、ディスクのパーティションをLVMで管理することができます。LVMは、パーティションを柔軟に扱い、サイズ変更やスナップショットなどを行えるため、複雑なディスク管理が必要な場合に非常に有効です。インストール時にLVMを使用することで、後からディスクの拡張や縮小を容易に行うことができます。
Ubuntuのインストール時には、インストールメニューから「LVMでインストール」を選択し、ディスク管理のオプションを設定することが可能です。
2. インストール時のLVM設定方法
Ubuntu 24.04のインストール時に、ディスクをLVMで管理するためには、まずインストールの途中で「手動パーティション設定」を選択します。その後、ディスクをLVMに設定し、ボリュームグループ(VG)と論理ボリューム(LV)を作成します。
具体的には、以下の手順で設定します。
- 「パーティションの作成」を選択し、LVMを選択
- 「ボリュームグループ」を作成し、必要なサイズの論理ボリュームを設定
- 論理ボリュームにファイルシステム(通常はext4)を設定し、マウントポイントを指定
これにより、複数のパーティションを一つの論理ボリュームにまとめ、柔軟な管理が可能になります。
3. LVMを利用したマウントポイントの細かい分け方
インストール後にLVMを使用して、必要に応じてマウントポイントを細かく分けることができます。例えば、「/home」、「/var」、「/opt」などのディレクトリをそれぞれ別々の論理ボリュームとして作成することができます。
これを行うには、まず「lvcreate」コマンドを使って論理ボリュームを作成し、その後「mkfs」コマンドでファイルシステムを作成して、各ディレクトリにマウントします。コマンド例は以下の通りです。
sudo lvcreate -L 10G -n home_vol vg_name
このコマンドは、ボリュームグループ「vg_name」に10GBの「home_vol」を作成するものです。その後、作成した論理ボリュームを適切なディレクトリにマウントします。
4. LVMのメリットと運用上の注意点
LVMを使うことで、後から簡単にディスクサイズを拡張したり、縮小したりすることができます。さらに、LVMはスナップショット機能を提供しているため、データを保護するバックアップ作業が容易になります。
ただし、LVMを使用する際には、バックアップや運用に十分な注意が必要です。特に、ディスク容量の管理や、論理ボリュームを誤って削除しないようにするため、定期的なバックアップを行うことが重要です。
5. まとめ
Ubuntu 24.04でLVMを使ってディスクを細かくマウントポイントで分ける方法について解説しました。LVMを活用することで、柔軟なディスク管理が可能になり、運用面で非常に便利です。インストール時に手動でLVMを設定し、後から論理ボリュームを作成することで、必要に応じてマウントポイントを分けて管理することができます。


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