建築学生の皆さんがライノセラスで断面パースを作成し、そのデータをイラストレーター(イラレ)にエクスポートする際に発生する問題について解説します。特に、「make2Dで作成した線がイラレに持っていっても表示されない」という問題に焦点を当て、その解決方法を説明します。
問題の概要
ライノセラスで「make2D」コマンドを使って断面パースを作成し、そのデータをDXF形式でイラレにエクスポートした際、他の平面図や立面図は問題なく表示される一方、断面パースの線が表示されないという問題が発生しています。これは、データのエクスポート設定やライノセラスの表示設定が原因である場合が多いです。
原因1: エクスポート設定の確認
まず、エクスポートの際の設定が正しく行われているか確認することが重要です。ライノセラスの「ファイル」→「エクスポート」で出力する形式を選ぶ際、DXFの設定において「2D線のみ」を選択しているかを確認してください。3D情報やオブジェクトが含まれている場合、イラレで表示されないことがあります。
原因2: 作成した断面パースのビュー設定
次に、ライノセラス内でのビュー設定を再確認してください。特に「Perspectiveビュー」でカメラやターゲット位置が正しく設定されているか確認します。これらの設定が不適切だと、「make2D」コマンドで正しく線が生成されません。ビュー設定を変更して再度試すことで、問題が解消されることがあります。
原因3: make2Dでの線の設定
「make2D」コマンドで作成する線の種類を変更することも一つの方法です。線が透明度0%で作成されていると、イラレで表示されない場合があります。ライノセラスで「make2D」を実行する際、出力する線の設定(色や厚さ、透過度)を確認し、適切に調整してください。
原因4: イラレのインポート設定
イラレにインポートする際の設定も問題の原因になり得ます。特に、DXFファイルのインポート時に「スケール」や「レイヤー設定」を無視していると、線が正しく表示されない場合があります。インポート時に「レイヤーごとに配置」や「スケールを合わせる」など、適切な設定を選ぶことが重要です。
まとめ
ライノセラスからイラレへの断面パースのエクスポート時に線が表示されない問題は、エクスポート設定、ビュー設定、make2Dの線設定、イラレのインポート設定など、いくつかの要因が絡み合っています。これらの設定を見直すことで、多くの場合問題が解決します。試行錯誤を行いながら、適切な設定を見つけることが大切です。


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