ASUS PRIME B365-PLUS と BIWIN NV7400 1TB NVMe SSD を使用して Windows 11 をクリーンインストールしようとする際に、CSM / UEFI 周りでの問題に直面している方々に向けて、解決策を詳しく解説します。特に、CSM(Compatibility Support Module)を無効にした場合のNVMe SSDの認識問題や、UEFI環境でのインストール失敗について取り上げ、具体的な対応方法を紹介します。
CSM Disabled で NVMe SSD を認識させる方法
まず、ASUS PRIME B365-PLUS は、UEFIモードでの起動に対応していますが、CSM(Compatibility Support Module)を無効にすると、NVMe SSD がBIOSで認識されないことがあります。この場合、主に以下の手順を試してみると良いでしょう。
1. BIOSの設定で「Secure Boot」を有効にする。
2. 「CSM」設定を再度「Enabled」にして、UEFIモードでインストールできるかを確認。
3. SSDの接続ポートが正しいことを確認し、特にM.2_1スロットが使用されていることを確認する。
Rufus を使用したインストールメディアの作成方法
Windows 11のインストールメディアを作成する際、Rufusを使用してUEFI専用のUSBを作成する方法も試しましたが、「BIOS/Legacy boot of UEFI-only Media」のエラーメッセージが表示された場合は、以下の点を確認してください。
1. Rufus の「パーティションスキーム」を「GPT」に設定し、「ターゲットシステムタイプ」を「UEFI(非 CSM)」に選択します。
2. インストールメディアの作成後、再起動してUEFIモードで起動できるかを確認します。
インストール失敗時の対応方法
インストールが進まない場合や、再起動後に「何もインストールされていない状態」になることがあります。この場合、以下の手順でトラブルシュートを行います。
1. 「diskpart」コマンドを使用して、ディスクのパーティションテーブルを「GPT」に変換する。
2. BIOS設定で、「Fast Boot」や「Fast Startup」オプションを無効にする。
3. NVMeドライバが必要な場合は、事前に最新のNVMeドライバをダウンロードし、インストールメディアに組み込む。
Windows 11 の互換性とサポート状況
ASUS PRIME B365-PLUS マザーボードは、Windows 11の動作に必要なTPM 2.0やセキュアブートをサポートしていますが、特にNVMe SSDとの互換性が問題になることがあります。公式のWindows 11インストール要件を満たしていない場合、UEFIモードでのインストールや、ドライバの更新などが必要になることがあります。
もし、上記の方法で解決しない場合、マザーボードのBIOSアップデートや、他のインストール手法を試みると良いでしょう。
まとめ
ASUS PRIME B365-PLUS と NVMe SSDを使用したWindows 11のインストールには、UEFIモードでの設定や、インストールメディアの作成に工夫が必要です。特に、CSMを無効にした場合にNVMe SSDが認識されない問題を解決するには、Secure BootやBIOSの設定を確認することが重要です。問題が解決しない場合は、最新のドライバやBIOSアップデートを試し、インストールを進めましょう。


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