Illustratorで画像をEPS形式で保存する際に、ぼかしやその他の効果を適用するとリンクが自動的に作成される問題に直面している方が多いです。この問題は、特にイラスト販売サイトで求められるEPSの仕様に適合しない場合に困ります。この記事では、リンクや埋め込みの問題を解決するための方法を解説します。
1. EPS形式で保存する際の注意点
IllustratorでEPSファイルを保存する際に、「リンクファイルを埋め込む」のオプションがグレイアウトされている場合、画像やテキストフレームがリンクとして保存されることがあります。これが原因で、画像のリンクが不要に保存され、リジェクトされてしまうことがあります。
2. ぼかし効果の適用後にリンクが作成される理由
「ぼかし(ガウス)」などの効果は、Illustratorのオブジェクトにエフェクトを適用する際に、一部の要素をリンクとして保存することがあります。これを回避するためには、エフェクトを適用した後に画像を「埋め込み」形式に変更することが重要です。
3. リンクを埋め込む方法
リンクの問題を解決するためには、画像を選択し、「リンク」パネルから「埋め込む」ボタンをクリックして、リンクを埋め込むことができます。これにより、画像が埋め込まれ、リンクの問題が解決します。
4. EPS保存時の設定変更
EPS保存時のダイアログボックスで、「リンクファイルを埋め込む」のオプションがグレイアウトされている場合、保存形式を「PDF互換ファイルを作成」に設定することで、リンクや埋め込みの問題を回避できます。また、保存後にファイルをチェックし、必要に応じてリンクを埋め込む作業を行ってください。
まとめ
IllustratorでのEPS保存時にリンクや埋め込みが発生する問題は、効果を適用した後に画像を埋め込むことで解決できます。EPS形式で保存する際にリンクが作成されるのを防ぎ、イラスト販売サイトの要求に合ったデータを提供するために、保存時の設定やリンクの埋め込みを確認することが大切です。


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