MacBook Airを使用していると、再起動後にキーボードやウィンドウの設定が初期化されることがあります。このような問題は、設定が保存されていない、またはシステムの不具合によることが多いです。本記事では、この問題の原因とその解決方法を詳しく解説します。
1. 設定が初期化される原因
再起動時に設定が初期化される原因として、いくつかの要因が考えられます。主な原因は、システム設定や設定ファイルが破損していること、またはユーザーアカウントに関連する設定が正しく保存されていないことです。例えば、SMC(システム管理コントローラー)の問題やNVRAM(非揮発性ランダムアクセスメモリ)の問題が影響している可能性もあります。
また、macOSが最新バージョンでない場合、ソフトウェアの不具合が原因となることもあります。特にアップデート後にこのような問題が発生することが多いため、最新のパッチを適用することが重要です。
2. NVRAM(PRAM)をリセットしてみる
再起動時に設定が初期化される問題を解決するために、NVRAM(またはPRAM)のリセットが効果的な場合があります。NVRAMは、システム設定やディスプレイの設定、オーディオ設定などの情報を保存しています。このリセットを行うことで、設定が正しく保存されるようになる場合があります。
NVRAMのリセット手順は以下の通りです。
- MacBook Airをシャットダウンし、電源を切ります。
- 電源を入れ、すぐに「Option + Command + P + R」のキーを同時に押します。
- 約20秒間そのままキーを押し続け、MacBookが再起動した後にキーを離します。
これでNVRAMがリセットされ、設定が初期化される問題が解決することがあります。
3. SMCのリセットを試す
SMC(システム管理コントローラー)は、Macの電源管理やバッテリー管理、その他のハードウェアに関する設定を担当しています。SMCが正常に機能していない場合、システム設定が正しく反映されないことがあります。
SMCをリセットする手順は以下の通りです。
- MacBook Airをシャットダウンします。
- 電源アダプタを接続した状態で、左側の「Shift + Control + Option」キーと電源ボタンを同時に10秒間押し続けます。
- キーを離し、電源ボタンを押してMacBookを再起動します。
この手順でSMCがリセットされ、設定が初期化される問題が改善されることがあります。
4. macOSのアップデートを確認する
もしまだ試していない場合は、macOSを最新バージョンにアップデートすることをお勧めします。macOSのアップデートにはバグ修正やパフォーマンス改善が含まれており、再起動時に設定が初期化される問題も解決される可能性があります。
macOSを最新の状態に保つことで、システムの不具合や互換性の問題を防ぐことができます。アップデートは、システム環境設定の「ソフトウェア・アップデート」から確認できます。
まとめ
MacBook Airの再起動時に設定が初期化される問題は、NVRAMやSMCのリセット、macOSのアップデートによって解決できることがあります。これらの手順を試しても解決しない場合は、Appleサポートに問い合わせて、さらなるサポートを受けることをお勧めします。


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