Power Apps LookUp関数の使い方とエラー解決方法

Office系ソフトウェア

Power AppsでLookUp関数を使用する際に、エラーメッセージ「この式では、スコープが使用されていますが、現在評価がされていません」が表示されることがあります。このエラーが意味すること、そしてその解決方法について解説します。

Power Apps LookUp関数とは

Power AppsのLookUp関数は、特定の条件を満たすレコードをデータソースから検索し、そのレコードから指定されたフィールドの値を返す関数です。一般的な構文は次の通りです。

LookUp(データソース, 条件, 返したいフィールド)

例えば、重機番号を基に重機名を検索したい場合、以下のような式になります。

LookUp(重機マスター, 重機番号 = ThisItem.重機番号, 重機名)

エラーメッセージ「スコープが使用されていますが、現在評価がされていません」の意味

このエラーメッセージは、式が評価されるタイミングで、参照しているデータが利用できない場合に発生します。具体的には、「ThisItem」が適切に評価されていないことが原因です。LookUp関数が参照している「ThisItem」が、予期しないタイミングで評価されているため、このエラーが発生します。

エラー解決方法

このエラーを解決するには、以下の方法を試してみてください。

  • データの参照が正しいか確認する:LookUp関数が参照しているデータソース(例えば「重機マスター」)や条件式が正しく設定されているかを確認します。
  • スコープの評価タイミングを変更する:例えば、OnVisibleOnSelectなど、適切なタイミングでデータの評価を行うようにします。
  • 変数を使用する:条件式やデータの参照を一度変数に格納し、その変数をLookUp関数で使用する方法も有効です。これにより、評価のタイミングを明確にすることができます。

まとめ

Power AppsのLookUp関数は非常に便利ですが、エラーが発生することもあります。エラーメッセージ「スコープが使用されていますが、現在評価がされていません」の原因は、データの評価タイミングに関連しています。上記の方法を試すことで、エラーを解決し、より効率的にアプリケーションを作成することができます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました