iMacでBootCampを使用している際、Mac側からWindows 7のBootCamp内にあるDesktopへファイルをコピーしようとすると、白い丸のアイコンが表示され、コピーできないという問題に直面することがあります。この記事では、その原因と解決方法について解説します。
BootCampでのファイルコピー問題の原因
まず、この問題は通常、MacとWindows間でファイルシステムの互換性や設定の違いに起因します。Mac側はHFS+ファイルシステムを使用している一方、Windows側はNTFSファイルシステムを使用しています。BootCampによってインストールされたWindowsのドライブは、読み取り専用であるため、MacからWindowsに直接ファイルをコピーすることができないことがあります。
この状態を解決するためには、いくつかの方法を試すことができます。
解決方法1: ファイル共有設定の確認
まず、Mac側でファイル共有設定が有効になっているか確認します。Macのシステム環境設定から「共有」を選び、「ファイル共有」を有効にします。この設定を行うことで、MacとWindows間でのファイルのやり取りがスムーズになる場合があります。
次に、Windows側でMacの共有フォルダにアクセスするために、ファイルエクスプローラーでネットワーク経由で接続し、Macのデスクトップや必要なフォルダにアクセスできるか確認します。
解決方法2: フォーマットとドライブ設定の変更
もう一つの解決方法として、Mac側のドライブやフォルダをFAT32またはexFATフォーマットに変換することです。これにより、Windowsでも読み書き可能なファイルシステムを使用することができます。ただし、フォーマットを変更する際には、データが消去される可能性があるため、必ずバックアップを取ってから実行してください。
Windows側でのドライブ設定を変更して、MacとWindowsの両方でファイルアクセスを行えるようにすることも効果的です。
解決方法3: Paragon NTFS for Macを使用する
Mac上でNTFSドライブに書き込みをするための専用ソフト「Paragon NTFS for Mac」を使用することで、MacとWindows間でのファイルコピーが簡単に行えるようになります。このソフトは、NTFSフォーマットのドライブに書き込みを許可するので、MacからWindowsのBootCampにファイルをコピーする際の制限を解除します。
Paragon NTFS for Macは無料ではありませんが、試用版が提供されているので、まずは試してみることができます。
まとめ
iMacでBootCampを使用している際に、MacからWindowsにファイルをコピーできない問題は、ファイルシステムの違いや設定が原因であることが多いです。ファイル共有設定を確認する、ファイルシステムを変更する、またはParagon NTFS for Macを利用することで、問題を解決することができます。これらの方法を試して、スムーズにMacとWindows間でファイルをやり取りできるようになるでしょう。


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