Macでのソフトウェアアップデートが途中で中断され、不要なゴミファイルが残ってしまうことがあります。特に、ネット接続の切断やその他のエラーによって、アップデートが完了せず、インストーラー関連のゴミデータがディスクに残ることがあります。この記事では、MacシリコンM2搭載のMacで、macOS 26.1において発生したこのような問題を解決する方法について解説します。
途中で中断されたアップデートによるゴミファイルの問題
ソフトウェアアップデートの途中でエラーが発生すると、インストーラーの一部が不完全な状態で残ってしまうことがあります。特に、`softwareupdate –fetch-full-installer` コマンドを使用してインストールしようとした場合、途中で接続が切れると、インストーラー関連のファイルがディスクに残り、容量を無駄に消費する原因となります。
このようなゴミファイルは通常、`/Library` フォルダや `/private/var` フォルダに保存されることが多いですが、見落としがちなので確認することが重要です。
不要なインストーラーのゴミデータを削除する方法
もしアップデート中にインストーラーが不完全な状態で残った場合、以下の方法で不要なゴミデータを削除できます。
1. **Finderを開いて**、「/Library/Application Support」や「/private/var/folders」などの隠しファイルを表示します。
2. 不要なインストーラーやキャッシュファイルを探し、削除します。特に「com.apple.SoftwareUpdate」や「InstallData」などの名前がついたフォルダが残っている場合があります。
ターミナルを使ったゴミファイルの手動削除
もしFinderから手動で削除できない場合、ターミナルを使ってゴミファイルを削除することもできます。次のコマンドでキャッシュや一時ファイルを削除できます。
sudo rm -rf /private/var/folders/*
これで、一時的なキャッシュファイルが削除され、不要なデータを取り除くことができます。
ソフトウェアアップデートの再試行と確認
もしインストーラーが途中で切れてしまった場合、再度アップデートを試みる前に、まずネットワーク接続やストレージに十分な空き容量があることを確認してください。また、ターミナルで以下のコマンドを使って、インストーラーの整合性を再確認できます。
softwareupdate --fetch-full-installer
再試行後、問題なくインストールが完了するか確認します。
まとめ
途中で中断されたアップデートによって、Macに不要なゴミファイルが残ることはよくあります。しかし、ターミナルやFinderを使用して、これらのファイルを手動で削除することができます。適切な手順で不要なデータを削除し、アップデートを再試行することで、問題を解決することができます。


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