Windows 11にアップグレード後、PINコードの入力に関する問題が発生することがあります。特に、SSDを交換した後やシステム設定を変更した後に、PINコードが入力できなくなることが報告されています。本記事では、PINコード入力時のカーソルが動かない問題やその他の関連する問題の解決方法について解説します。
Windows 11でPINコードが入力できない原因
Windows 11でPINコード入力時にカーソルが点滅したり止まったりする場合、いくつかの原因が考えられます。主な原因としては、システムファイルの不整合、ドライバの不具合、または設定の不具合が挙げられます。また、SSDの交換後に問題が発生した場合、BIOS設定やドライバの再インストールが影響している可能性もあります。
これらの問題を解決するためには、まず基本的なトラブルシューティングを行うことが重要です。
解決策1:セーフモードでの起動
まずは、PCをセーフモードで起動してみましょう。セーフモードでは、Windowsが最小限のドライバと設定で起動するため、通常の状態では発生しない問題を特定しやすくなります。セーフモードで起動し、問題が解消されるかどうか確認してください。
セーフモードで起動するには、次の手順を試してください。
- PCを再起動し、電源ボタンを押したまま「Shift」キーを押し続けて、[オプションの選択]画面に入ります。
- [トラブルシューティング] > [詳細オプション] > [スタートアップ設定]に進み、[再起動]を選択します。
- 再起動後、[セーフモード]を選択します。
解決策2:PINの再設定
セーフモードでの確認後、問題が解決しない場合は、PINコードを再設定する方法を試します。PINコードの設定に関連するファイルが破損している可能性があるため、再設定することで問題が解決することがあります。
PINコードを再設定する手順は次の通りです。
- 「設定」メニューを開き、[アカウント] > [サインイン オプション]に移動します。
- [PIN (Windows Hello)]を選択し、[削除]をクリックします。
- その後、再度[PINの追加]を選択し、新しいPINコードを設定します。
解決策3:ドライバの更新と再インストール
特にSSD交換後の問題の場合、ドライバが最新でないことが原因で問題が発生することがあります。デバイスマネージャーでドライバを確認し、最新のものに更新するか、再インストールしてみましょう。
ドライバを更新する手順は次の通りです。
- 「デバイスマネージャー」を開きます。
- [ディスプレイアダプター]や[キーボード]など、関連するドライバを右クリックして[ドライバーの更新]を選択します。
- 「自動で検索」を選択し、最新のドライバをインストールします。
まとめ
Windows 11でのPINコード入力問題は、さまざまな原因が考えられますが、基本的なトラブルシューティングから始めることが解決への第一歩です。セーフモードでの起動、PINコードの再設定、ドライバの更新を試すことで、多くの問題は解決することがあります。それでも問題が解決しない場合は、Windowsの再インストールや専門的なサポートを検討することも一つの方法です。


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