Excelで得られたデータから、特定の範囲だけの平均を計算したい場合、通常の平均関数では範囲を絞り込むことができません。しかし、Excelでは関数をうまく活用することで、特定の範囲に基づく平均を簡単に計算することができます。この記事では、特定の数値範囲内で平均を出す方法を解説します。
1. AVERAGEIFS関数を使用する
特定の範囲を指定して平均を計算するには、AVERAGEIFS関数が便利です。この関数は、指定した条件に一致するデータの平均を求めることができます。
例えば、データがA2からA100まであり、その中から50以上70以下の数値のみを対象に平均を計算したい場合、以下のようにAVERAGEIFS関数を使用します。
=AVERAGEIFS(A2:A100, A2:A100, ">=50", A2:A100, "<=70")
この関数では、A2:A100の範囲から50以上70以下の数値だけを抽出して平均を計算します。
2. 条件付きで範囲を指定する方法
AVERAGEIFS関数を使用することで、指定した範囲を簡単に条件付きで平均化できます。しかし、これと似たような方法として、IF関数とAVERAGE関数を組み合わせる方法もあります。
例えば、次のように使います。
=AVERAGE(IF(A2:A100>=50, IF(A2:A100<=70, A2:A100)))
この式は、A2:A100のデータから50以上かつ70以下のデータだけを抽出して平均を計算します。配列数式として入力するためには、Ctrl + Shift + Enterで確定する必要があります。
3. 他の方法:データをフィルタリングして平均を計算
Excelでは、データをフィルタリングして視覚的に条件に合ったデータを選択することもできます。この方法では、フィルタを使用して50以上70以下のデータを表示させ、その後平均を計算することができます。
具体的には、データタブで「フィルター」を適用し、数値フィルターから「50以上」「70以下」の条件を設定します。その後、表示されたデータに対して平均を計算します。
4. TRIMMEAN関数との違い
TRIMMEAN関数は、データの指定した割合を除外して平均を求める関数です。しかし、TRIMMEANは割合で除外するため、特定の数値範囲を指定して平均を出す方法には適していません。
TRIMMEAN関数が便利なのは、特定の割合のデータ(例えば、上位10%と下位10%)を除外したい場合です。数値範囲を指定して平均を出したい場合には、AVERAGEIFS関数やIF関数との組み合わせが適しています。
まとめ
Excelで特定の範囲内のデータの平均を求める方法は、AVERAGEIFS関数を使用するのが最も簡単で効率的です。また、IF関数とAVERAGE関数を組み合わせることで、より柔軟に条件を設定することができます。TRIMMEAN関数は割合によるデータ除外には適していますが、範囲指定で平均を出すには他の関数を使用する方が適しています。


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