Windows 11を使用していて、Ryzen 7 7735HSとAMD内蔵Radeon 680Mを搭載したPCで、アップデート後に0xC0000221エラーが発生した場合、どのように対処すればよいのでしょうか。ここでは、そのエラーの原因と解決法について解説します。
1. 0xC0000221 エラーの原因
0xC0000221 エラーは、通常「winload.efi」ファイルの読み込みエラーを示しています。このエラーは、主にシステムファイルの破損や、ブート構成データ（BCD）の問題、またはハードウェアの不具合などが原因で発生することがあります。特に、Windowsアップデート後に発生する場合、アップデートが原因で必要なシステムファイルが破損している可能性があります。
2. 初期対処法：システムの修復
エラーが発生した場合、まずはシステム修復を試みることが重要です。Windowsの「スタートアップ修復」を使用して、破損したファイルを修復できる場合があります。方法は以下の通りです。
- PCをシャットダウンし、再度電源を入れて、Windowsが起動する前に「F8」キーを押して「修復オプション」を選択します。
- 「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ修復」を選択し、修復を実行します。
3. その他の修復方法：コマンドプロンプト
「スタートアップ修復」で問題が解決しない場合、コマンドプロンプトを使用して手動でシステムファイルを修復できます。以下の手順を試してみてください。
- 「詳細オプション」から「コマンドプロンプト」を選択。
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを順に入力し、Enterを押します。
- sfc /scannow
- chkdsk /f /r
- これでシステムファイルやディスクのエラーを修復できる可能性があります。
4. BCD（ブート構成データ）の修復
0xC0000221エラーがBCD（ブート構成データ）の破損によるものである場合、次のコマンドでBCDを修復することができます。
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterを押します。
- bootrec /fixmbr
- bootrec /fixboot
- bootrec /rebuildbcd
- これでBCDが修復され、エラーが解消されることがあります。
5. データ損失のリスクとバックアップの重要性
0xC0000221エラーが長期間放置されると、データ損失のリスクが高まります。修復作業を行う前に、できるだけ早くバックアップを取ることをお勧めします。もし、修復が難しい場合やデータが失われた場合でも、事前にバックアップを取っておけば、重要なファイルを保護できます。
まとめ
Windows 11で「0xC0000221 エラー winload.efiの問題」が発生した場合、まずは「スタートアップ修復」や「コマンドプロンプト」を使用してシステムの修復を試みることが重要です。それでも解決しない場合は、BCDの修復を試すとよいでしょう。修復を行う前にバックアップを取ることを忘れずに行ってください。
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