Unityでキーボード操作時のパーティクルを制御する方法｜ロケット噴射のトラブルシューティング

Unityでキーボードの前後左右キーを使ってロケット噴射のようなパーティクルを発生させる場合、キーを押し続けている間にパーティクルが出続ける問題が発生することがあります。この記事では、パーティクルをキー入力に合わせて正しく制御する方法について解説します。

1. 問題の確認：キー入力とパーティクルの挙動
2. 正しいパーティクル制御のための修正方法
3. パーティクルの制御をもっと細かく調整する
4. まとめ：パーティクルの制御とキー入力

1. 問題の確認：キー入力とパーティクルの挙動

質問者が直面している問題は、キーを離した後もパーティクルが出続けるという現象です。この問題の原因は、パーティクルの制御方法にあります。コードでは、キー入力を検出し、その状態でパーティクルを発生させていますが、キーが離されてもパーティクルの発生状態が続いているため、制御がうまくいっていません。

問題を解決するためには、キーが離された瞬間にパーティクルを停止させる必要があります。

2. 正しいパーティクル制御のための修正方法

パーティクルの発生と停止を、キー入力に応じて動的に制御するために、以下の修正方法を試してみましょう。

まず、パーティクルの発生と停止を制御するために、パーティクルシステムの「Play」および「Stop」メソッドを使用します。これにより、キーが押されている間のみパーティクルが発生し、キーが離された瞬間にパーティクルが停止します。

以下のように修正できます。

void Update() {
    // 右キー
    if (Input.GetKey(KeyCode.RightArrow)) {
        rb.AddForce(10, 0, 0);
        right.Play(); // パーティクルを開始
    } else {
        right.Stop(); // パーティクルを停止
    }

    // 左キー
    if (Input.GetKey(KeyCode.LeftArrow)) {
        rb.AddForce(-10, 0, 0);
        left.Play();
    } else {
        left.Stop();
    }

    // 上キー
    if (Input.GetKey(KeyCode.UpArrow)) {
        rb.AddForce(0, 10, 0);
        up.Play();
    } else {
        up.Stop();
    }

    // 下キー
    if (Input.GetKey(KeyCode.DownArrow)) {
        rb.AddForce(0, -10, 0);
        down.Play();
    } else {
        down.Stop();
    }
 }

3. パーティクルの制御をもっと細かく調整する

さらに、パーティクルの動作を細かく制御したい場合、パーティクルシステムの「emissionRate」や「startLifetime」などのパラメーターを変更して、噴射量や持続時間を調整することができます。

例えば、噴射する強さや時間をキーボードの入力に応じて変更することで、よりリアルなロケット噴射を再現できます。これを実装するには、パーティクルシステムのプロパティを変更するコードを追加します。

void Update() {
    if (Input.GetKey(KeyCode.RightArrow)) {
        rb.AddForce(10, 0, 0);
        var emission = right.emission;
        emission.rateOverTime = 100; // 噴射量を増加
        right.Play();
    } else {
        right.Stop();
    }
}