SteamDeckでRealtek製USB NICのドライバ変更方法【cdc_ncmからr8152へ】

Linux系

SteamDeckのデスクトップモードで、Realtek製のUSB NIC(ネットワークインターフェイスカード)を使う場合、適切なドライバをインストールして、性能を最大限に引き出す方法があります。特に、デフォルトで認識される汎用ドライバ「cdc_ncm」から、Realtek専用の「r8152」ドライバに切り替えることが重要です。この記事では、その手順と、必要なコマンドについて解説します。

1. SteamDeckでのドライバ変更の重要性

SteamDeckを使用していると、特にゲームや大容量のデータ転送時に、ネットワーク性能を最大化したいと考えるユーザーが多いです。デフォルトで動作する「cdc_ncm」ドライバは、汎用的で互換性はありますが、Realtek製チップセットに特化した「r8152」を使用することで、最大のパフォーマンスを発揮することができます。これにより、10Gbps光回線や5Gbps対応のUSB-C NICを活かすことが可能になります。

2. 必要なドライバと準備

まず最初に、Realtek製「RTL8157」チップセット用のドライバを公式サイトからダウンロードします。公式のLinuxドライバを使うことで、より安定した接続と高速通信が可能になります。次に、ダウンロードしたドライバをSteamDeckにインストールするための準備を整えます。

  • Realtek公式サイトから「r8152」ドライバをダウンロードする
  • ダウンロードしたファイルを解凍し、インストールに必要なファイルを準備

3. ドライバのインストールとビルド

次に、実際にドライバをインストールする作業に進みます。ターミナル(Konsole)を使い、以下の手順で進めます。

  1. ターミナルを開く
  2. 解凍したドライバのディレクトリに移動
  3. 必要なパッケージをインストール(ビルドツール、カーネルヘッダーなど)
  4. 「make」コマンドでビルド、続いて「make install」でインストール

エラーが発生した場合は、インストールするライブラリやパッケージが不足していないか確認しましょう。また、カーネルのバージョンが対応していない場合もありますので、その点もチェックが必要です。

4. ドライバの切り替えと確認

ドライバのインストールが完了したら、次は「cdc_ncm」ドライバから「r8152」ドライバへの切り替えを行います。この作業は次の手順で実行します。

  1. ターミナルで「lsmod」コマンドを使い、現在のドライバを確認
  2. 「rmmod cdc_ncm」で、古いドライバをアンロード
  3. 「modprobe r8152」で、新しいドライバをロード

これにより、Realtek専用のドライバが適用され、NICの性能が向上するはずです。また、接続テストを行い、実際に上り下り速度が改善されたか確認しましょう。

5. トラブルシューティングと補足

インストールやドライバ変更後に問題が発生した場合、以下の点を確認してください。

  • カーネルバージョンやインストールされているカーネルモジュールが最新であるか
  • ドライバのインストールに必要な依存関係が正しく設定されているか
  • エラーメッセージが出た場合、その内容をネットで検索して解決策を探す

多くのLinuxユーザーが直面する問題ですが、公式ドライバを使用することで安定した動作が可能になります。

6. まとめ

SteamDeckでRealtek製USB NICを使用するためには、適切なドライバ(r8152)をインストールし、デフォルトのcdc_ncmドライバから切り替える必要があります。これにより、ネットワーク性能を最大化することができます。特に、大容量のデータ転送や高速通信が必要な場合、適切なドライバ設定は非常に重要です。

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