Mac miniがパスワードを受け付けず、リカバリーモードも起動しない問題に直面した場合、焦る気持ちはわかりますが、冷静に対処することが大切です。この記事では、Mac miniのパスワードが間違っているときや、リカバリーモードが起動しない時の解決策について詳しく解説します。
Mac miniでパスワードが受け付けない場合の原因と対策
Mac miniがパスワードを受け付けない場合、以下のような原因が考えられます。
- Caps Lockがオンになっている:パスワード入力時にCaps Lockがオンになっていると、入力したパスワードが正しく認識されません。まずCaps Lockキーがオフになっているか確認してください。
- パスワードの入力ミス:複数のMacアカウントがある場合、異なるアカウントのパスワードを入力している可能性があります。アカウントごとにパスワードが異なるので、再確認してください。
- キーボード設定の問題:キーボードが正しく認識されていない場合、入力した内容が違う文字になることがあります。USBキーボードを使っている場合、他のポートに接続し直してみてください。
リカバリーモードが起動しない原因と対策
リカバリーモードが起動しない場合、以下の点を確認してください。
- キーの押し方を確認:リカバリーモードに入るためには、電源を入れた後にすぐに「Command + R」キーを押し続ける必要があります。タイミングが遅れると通常の起動が始まってしまうので、もう一度やり直してください。
- キーボードの接続確認:有線キーボードを使用している場合、接続がうまくいっていない可能性があります。別のUSBポートに接続して再度試してみてください。
- SMC(システム管理コントローラ)のリセット:SMCのリセットが必要な場合があります。これを行うには、Mac miniの電源を切り、10秒間電源ボタンを押し続けてから再起動します。
- NVRAM(Non-Volatile Random-Access Memory)のリセット:Macの起動に関する設定が影響している場合、NVRAMのリセットが有効です。再起動時に「Command + Option + P + R」を同時に押し、2回目の起動音が鳴ったらキーを放します。
パスワードリセットとリカバリーモードの使用方法
パスワードがわからない場合、リカバリーモードからパスワードのリセットを試みることができます。リカバリーモードに入ると、macOSユーティリティが表示されます。
- macOSユーティリティから「ターミナル」を選択:ターミナルを開き、「resetpassword」と入力して実行します。
- パスワードリセットツールの使用:パスワードリセットツールを使用して、アカウントのパスワードをリセットします。これにより、忘れたパスワードを新しいものに変更できます。
まとめ
Mac miniでパスワードが間違っている場合やリカバリーモードが起動しない場合、まずはキーボードの設定や接続を確認し、タイミングよくリカバリーモードに入ることが重要です。また、パスワードリセットを行う際は、リカバリーモードからターミナルを使って解決することができます。これらの手順を試すことで、Mac miniを正常に復旧させることができるはずです。


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