Voicemeeter Bananaを使ってPC音とギターを同時録音する際に、ギターの音が遅延してしまう問題やASIOが選べない問題について解説します。これらの問題を解決する方法や設定を見直すポイントを紹介します。
Voicemeeter Bananaの設定と遅延の問題
Voicemeeter Bananaは、オーディオのミキシングやルーティングを行うための強力なツールですが、PC音とギターを同時録音する際に遅延が発生することがあります。この遅延は、主にオーディオ設定や使用しているドライバーに関連しています。
特に、ギターの音が遅れて録音される場合、WDMやMMEドライバーを使用していることが影響している可能性があります。ASIOドライバーを使用することで、遅延を最小限に抑えることができます。
ASIOドライバーの選択肢と設定方法
Voicemeeter BananaでASIOを使用するには、まずオーディオインターフェースにASIOドライバーをインストールする必要があります。ASIOドライバーは、オーディオ機器の遅延を最小限に抑えるために最適化されていますが、設定においていくつかの問題が発生することもあります。
ASIOが選択できない場合は、Voicemeeter Bananaの設定で「Stereo Input」のドライバー設定を確認しましょう。UR22mkIIのようなオーディオインターフェースがASIOに対応していない場合、そのドライバーが正しくインストールされているか、または最新バージョンが適用されているかを確認することが重要です。
Voicemeeterの設定を最適化する
Voicemeeter Bananaの設定を最適化することで、遅延を減少させることができます。以下の設定を見直してみましょう。
- 出力設定の確認: 出力デバイスに「Voicemeeter Out」を選び、遅延を減らすために「Buffer Size」を調整します。
- Windowsのオーディオ設定の見直し: 「CABLE Input VB-Audio Virtual Cable」などの仮想ケーブルを使用している場合、Windowsのオーディオ設定を見直し、ボリュームやサンプリングレートを最適化することが効果的です。
- ギターの入力設定: ギターを入力する際にUR22mkIIのASIOドライバーを選択することで、レイテンシーを最小限に抑えることができます。
Audacityやその他の録音ソフトとの連携
録音ソフト(AudacityやWindowsのサウンドレコーダーなど)を使用する際に、入力デバイスとして「Voicemeeter Out」を指定することで、PC音とギター音を同時に録音できます。ただし、これを実行する際には、遅延を防ぐために、録音ソフトのバッファ設定やレイテンシー設定を調整する必要があるかもしれません。
特に、録音ソフトの「ASIOドライバー」設定を有効にし、遅延を減らすために適切なバッファサイズを設定することが重要です。
まとめ
Voicemeeter Bananaを使ってPC音とギターの音を遅延なく録音するには、適切なオーディオドライバー(ASIO)を選択し、Voicemeeterの設定を最適化することが重要です。UR22mkIIなどのオーディオインターフェースを使用している場合、ASIOドライバーを適切に設定し、バッファサイズやサンプリングレートを調整することで、録音時の遅延を最小限に抑えることができます。


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