Illustratorでカラーハーフトーンのドットをパス化して編集する方法

Illustrator

Illustratorでカラーハーフトーンを使ってドットを作成し、その後にパス化して編集したい場合、適切な手順を踏むことでスムーズに進めることができます。特に、画像が埋め込まれてしまう問題や、トレースによる歪みを解消するための方法をご紹介します。

1. カラーハーフトーンを使ったドット作成の基本

カラーハーフトーンを使うことで、ドットパターンを作成するのは比較的簡単ですが、パスとして編集可能にするためにはいくつかの注意点があります。まず、ハーフトーンエフェクトを適用した後、通常の画像として扱われるため、直接的なパス編集が難しくなります。

  • ハーフトーンを適用するには、効果メニューから「カラーハーフトーン」を選択し、設定を調整します。
  • その後、「アピアランスを分割する」操作を行い、パスに変換する準備をします。

2. 画像埋め込み問題と解決策

「アピアランスを分割する」を実行すると、期待通りにパス化されず、画像が埋め込まれることがあります。これを回避するためには、次の手順を試してみてください。

  • ハーフトーンを適用後、画像を選択して「効果」メニューから「ラスタライズ」を選択し、ラスタライズ設定で解像度を変更します。
  • 画像が埋め込まれないようにするため、「画像トレース」オプションを使用して、トレースした後にパスに変換します。

3. 画像トレースを使用してパス化

画像トレースを使用すると、ドットパターンをパスに変換できますが、トレースによって歪みが発生することがあります。歪みを最小限に抑えるためには、トレースオプションで以下の設定を調整します。

  • トレース設定で「高精度のスケッチ」を選択する。
  • 「カラー」オプションを使用して、トレースの精度を上げ、ドットの形状を忠実に再現します。
  • トレース後、パスを微調整して、完璧な形を作成します。

4. パスを編集可能にするためのステップ

画像トレースを行った後、パスを編集可能にするためには、さらに以下の手順が必要です。

  • トレース後、オブジェクトを「パスに変換」します。
  • 次に、「アンカーポイントツール」を使用して、ドットの形や位置を微調整します。
  • 完成したパスを「パスファインダー」などで統合し、最終的な編集を加えます。

まとめ

Illustratorでカラーハーフトーンを使ってドットを作成し、その後にパス化して編集するには、いくつかのステップを踏む必要があります。まず、効果を適用した後に「アピアランスを分割する」を行い、画像埋め込みを回避します。その後、画像トレースを使用してパス化し、必要に応じてトレース設定を調整することで、歪みを最小限に抑えることができます。最終的にパスを編集して、完璧なデザインを作成できます。

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