RufusでLinuxのISOを焼こうとした際にUSBメモリが壊れてしまった場合、その修復方法を知っておくことが重要です。この記事では、USBメモリが認識されなくなった場合の回復方法と、解決策をいくつかの手順に分けて説明します。
USBメモリが認識されない原因
USBメモリが認識されなくなる原因として、以下のようなものがあります。
- **不完全な書き込み**:LinuxのISOを焼く途中でエラーが発生すると、ファイルシステムやパーティションが壊れることがあります。
- **破損したパーティションテーブル**:書き込み中に問題が発生すると、USBメモリのパーティションテーブルが壊れることがあります。
- **ファームウェアの問題**:USBメモリの内部ファームウェアが破損することもあります。
USBメモリの回復手順
USBメモリを回復するためには、いくつかの手順を試すことが有効です。
1. ディスクの管理から再フォーマットを試みる
Windowsのディスク管理ツールを使用して、USBメモリを再フォーマットしてみましょう。手順は以下の通りです。
- **「ディスクの管理」を開く**:Windowsの「スタートメニュー」から「ディスクの管理」を検索して開きます。
- **USBメモリを選択**:ディスクの管理でUSBメモリを選び、「フォーマット」を試みます。
- **パーティションの削除**:フォーマットができない場合は、USBメモリのパーティションを削除してから再度作成します。
これで問題が解決することがあります。
2. Diskpartを使用して修復
もし「ディスクの管理」からうまくいかない場合、コマンドラインツールである「diskpart」を使用してUSBメモリを修復できます。
1. **「cmd」からコマンドプロンプトを開く**:管理者権限でコマンドプロンプトを実行します。
2. **diskpartを実行**:コマンドプロンプトに「diskpart」と入力して実行します。
3. **ディスクの選択**:「list disk」を入力して、USBメモリを選択します。
4. **cleanコマンドを実行**:選択したディスクに対して「clean」を入力し、パーティションテーブルを削除します。
5. **新しいパーティションを作成**:新たに「create partition primary」を実行し、新しいパーティションを作成します。
これにより、破損したパーティションテーブルが修復されることがあります。
3. 他のツールを使って修復
もし上記の方法で回復できない場合、第三者ツールを使ってUSBメモリを修復する方法もあります。以下のツールを試してみましょう。
- **HP USB Disk Storage Format Tool**:このツールを使うと、USBメモリの低レベルフォーマットが可能です。
- **EaseUS Partition Master**:パーティションの修復や管理ができるツールで、USBメモリの修復をサポートしています。
- **SD Formatter**:SDカードやUSBメモリのフォーマット専用ツールで、場合によっては修復効果があります。
まとめ:USBメモリの回復方法
RufusでLinuxのISOを焼こうとした際にUSBメモリが壊れることがありますが、いくつかの方法で修復することができます。ディスクの管理やdiskpartツールを使って修復を試み、さらにサードパーティ製のツールを使って修復を試すことも有効です。
これらの方法でUSBメモリを回復できない場合、USBメモリ自体が物理的に故障している可能性も考えられるため、新しいUSBメモリの購入を検討する必要があるかもしれません。


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