Windows 10からWindows 11へのアップデート中に「ファイルの転送中にエラーが発生しました」と表示され、ダウンロードが進まない問題に直面することがあります。また、Windows Updateやインストールアシスタントを使用する際に、Defender Smart Screenによるエラーが発生することもあります。この記事では、これらの問題を解決するためのステップを詳しく解説します。
アップデートの問題: ダウンロードが進まない
Windows 10のアップデート中に、更新プログラムがダウンロードされず、0%のまま進まない問題が発生することがあります。このような問題は、いくつかの原因で発生することがあります。まず、インターネット接続やシステムリソースに問題がある場合があります。
また、アップデートが複数ある場合、それらが同時にダウンロードされ、途中で何らかのエラーが発生することがあります。このような場合、アップデートの一時停止や再起動を試みても解決しないことがあります。
解決策1: アップデートを一度停止して再試行する
一時停止した後、Windows 11のアップデートだけを手動で試みることが有効です。これにより、他のアップデートが干渉するのを防ぎ、Windows 11へのアップグレードだけを優先して実行できます。
まず、[設定] → [更新とセキュリティ] → [Windows Update] から、アップデートの一時停止を選択し、しばらく待ってから再度、Windows 11のアップデートを実行してみてください。
解決策2: Defender Smart Screenによるエラーを回避する方法
インストールアシスタントを使ってWindows 11をインストールしようとした際、Defender Smart Screenが「スキャンできない」というエラーを表示することがあります。この場合、Smart Screenがインストールファイルを誤ってブロックしている可能性があります。
このエラーを回避するためには、以下の手順を試してみてください。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows セキュリティ」→「アプリとブラウザの制御」に移動します。
- 「SmartScreen」を一時的に無効にします。
- 再度インストールアシスタントを実行してみてください。
インストール後は、SmartScreenを有効に戻すことをお忘れなく。
解決策3: 必要なセキュリティと品質修正プログラムを確認する
「デバイスに重要なセキュリティ修正プログラムと品質修正プログラムがありません」というエラーが表示された場合、まずはWindows Updateから未適用のセキュリティ更新プログラムを確認しましょう。
このメッセージが表示される理由として、システムが最新の状態でないことが挙げられます。必要なアップデートを手動でインストールすることで、Windows 11へのアップグレードをスムーズに進めることができます。
解決策4: Windows Updateトラブルシューティングツールを使用する
Windowsには、Windows Updateに関連する問題を診断し、修復するためのトラブルシューティングツールがあります。このツールを使用することで、アップデートの問題を自動的に検出し、修復できる場合があります。
トラブルシューティングツールを使用するには、以下の手順を行ってください。
- [設定] → [更新とセキュリティ] → [トラブルシューティング] → [追加のトラブルシューティングツール] に進みます。
- 「Windows Update」を選択し、「トラブルシューティングの実行」をクリックします。
これにより、問題が自動的に検出され、修正されることがあります。
まとめ
Windows 10からWindows 11へのアップデート時に直面するダウンロードの停止やDefender Smart Screenによるエラーは、いくつかの方法で解決できます。アップデートを一時停止し、必要な修正プログラムを適用した後、インストールアシスタントを使用することで、スムーズにWindows 11へのアップグレードが行えます。もし問題が解決しない場合は、Windows Updateのトラブルシューティングツールを使用して、さらに詳細な修復を試みてください。


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